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【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~  作者: シオヤマ琴
第四章 岐路

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第70話 不死身

『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』

『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』


「すごいな……レベル3000オーバーの俺と互角にやり合えるモンスターがいたなんて……」

やはりハードモードとやらに移行したせいだろうか。

だとしたら俺の罪はなかなかに重いな。

なにせレベル3000超えの俺でさえ互角なんだ、レベルがせいぜい100程度の学生たちでは手も足も出ないだろう。


「米村さんたちはもう遠くまで避難したかな……だったら俺も少し本気を出すか」

俺は誰にともなくつぶやくと「リリース!」と唱えた。


口にした直後、

『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』

『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』

二体の超巨大ドラゴンが同時に襲いかかってきた。

俺はその攻撃をそれぞれ片手で受け止める。


『ゥギャアアア……!?』

『ゥギャアアアゥ……!?』

人間なんかに、しかも片手で止められてしまうとは思ってもいなかったようで、二体の超巨大ドラゴンは何が起こったのかまだ理解できていない様子だった。

俺はそれ幸いとばかりに二体の超巨大ドラゴンのひげを掴むと、左右からそれらを思いきり中心に向けて引き寄せた。


『ギャアァオッ……!!』

『ギャァァァァオッ……!!』

その勢いで顔面をぶつけ合い、二体の超巨大ドラゴンが地面に沈む。


俺は目を回している二体の超巨大ドラゴンの頭部に飛び乗ると、脳天に一発ずつパンチをめり込ませていった。

『ギャアアアアァァァァオオオッ……!!』

『ギャアアアアァァァァオオオッ……!!』

断末魔の叫びのような声が二体の超巨大ドラゴンの口から発せられる。

俺は超巨大ドラゴンの頭部から地面に飛び下りると、スマホからモンスター撃破の際の音が鳴るのを待った。


どれだけの経験値がもらえるのだろう。

ドロップアイテムはどうだろう。

期待に胸を膨らませていた、その矢先、


『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』

『ギャアアアアァァァァオオオッ!!!』


背後からまたも声がした。

俺は嫌な予感がしながらもそっと振り返ると、目の前には脳天を破壊して倒したはずの二体の超巨大ドラゴンがぴんぴんした様子で鎮座していた。


「な、……ふ、不死身かこいつら」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一気に最新話まで読んでしまいました。 仕事中なのにどうしてくれるんですかw
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