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【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~  作者: シオヤマ琴
第四章 岐路

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第62話 ハウス

俺とメタムンが米村さんに案内されて川沿いを歩くこと十分。前方に大きな建物が見えてきた。

それは絶海の孤島には不釣り合いなほど立派な建物だった。


「もしかして、あれが、米村さんたちが暮らしている……?」

「そうだよ。あそこに見えるのが教授や准教授、学生たちみんなで協力して作った居住スペースさ。僕たちはハウスって呼んでいるんだ」

「ハウス、ですか」


そのハウスとやらに近付いていくと、さらにその大きさに圧倒させられてしまう。

一見してやや小さめの体育館に見えなくもないそれを、いくら建築に詳しい教授たちがいるからといって四ヶ月程度で作れてしまうものなのだろうか。

もしかして何かしらのアイテムや呪文を使ったのではないだろうか。


などと考え込んでいると、

『すっごーい、中も広いんだねーっ! 善、こっち来てみなよー、この中すっごい広いよーっ!』

一足先にハウスの中に入っていたメタムンが、顔を出し大声を上げて俺を呼びつける。


「ああ、わかったっ」


メタムンを追って俺もハウスの中に入っていった。

米村さんも俺のあとに続く。


「へー、本当だ。こりゃすごいな」

『えっへへへ。でしょ?』

メタムンが自分の手柄のように喜び体を揺らす。


「あれ? でも人が全然いませんけど……」

そうなのだ。

米村さんのところは二十人以上のグループで行動しているはずなのに、ハウスには隅っこの方に三人ほど寝ている人がいるだけでほかに人は見当たらなかった。


「あー、それはね、みんな各々分担して仕事をしているからだよ」


米村さんが説明してくれる。


「料理をする係、洗濯をする係、見張りをする係、食材を調達する係、みたいな感じでね。まあ、人数が少ないからそれらを掛け持ちしている人も結構いるんだけどね。そういう僕も見張りと食材を調達する係を兼ねているんだ」

「そうなんですか」

「向こうで寝ている人たちは夜見張りをしてくれていた人たちだからね、起こさないようにしよう」

「はい、わかりました」

『オッケー!』

と応じるメタムンの声が若干大きかったが、米村さんはそれを注意することはなく、俺たちはハウスをあとにした。

まずは読んでくださりありがとうございます!

読者の皆様に、大切なお願いがあります。


もし少しでも、

「面白そう!」

「続きが気になる!」

「期待できそう!」


そう思っていただけましたら、

ブクマと★星を入れていただけますと嬉しいです!


★一つでも、★★★★★五つでも、

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