第22話・「もう、どうなっても知らないからぁ」
「あ~、疲れたぁ」
ヘルは用意された部屋の中で、“ふかふか”過ぎるベッドに身を預けていた。
思えば今日は大変な1日だった。
ギルド本部の受付で悪魔姫が来たと言っても信じてもらえず、ツノを触らせてあげたり広げた翼を見せたり触らせたりして、ようやく信じてもらえた瞬間、受付けの女の子は気絶していた。
すると、まるで絵に描いたような用心棒たちがあらわれ、ミセリとクリスに瞬殺されたかと思うと、その後も担当者とか責任者とか主任補佐代理とか、いろんなのが手下を引き連れてあらわれたが、ヘルの血のように赤い瞳と口元から覗く牙と、そして背中から広がる翼を見ると、皆、腰を抜かさんばかりに驚いて逃げていった。
「スゴい!!お化け屋敷のお化けってこんな感じなんだ。今度バイトしてみようかな?」
「お化け屋敷?なんですか、それ?」
「えっ!?もしかして、こっちには無いの?」
アイリとそんな会話をしていると、ついにというか、ラスボスの総支配人が姿をあらわした。
が、やはりと言うか、彼も大した抵抗は出来なかった。
相手が悪魔姫なうえに、支払いはドロップで一括払い。
しかも、王子と男妃が一緒では、元老院に泣きつくこともできず、今まで積み上げてきた金も人脈も、交流がない悪魔国の姫が相手では全く通じないないと悟った彼は、渋々ながら両ギルドを売り渡したのだった。
だが、本当に大変だったのはそれからだった。
ツカサの予想通り子供達はヘルを見ただけで大パニックに陥り、散り散りになって逃げてしまったのだ。
そして、それを皆で手分けして捜がす最中に、ツカサは偶然隠し扉を見つけた。
するとその奥に、隠し部屋があった。
「なに、この部屋?」
そこには形も大きさも化粧品の瓶らしきものや乾燥させた植物の葉や根、それに、何かの粉末を詰めた瓶などが並べられていた。
「こ、これってまさか?」
ツカサは一目見ただけで、それらが医薬品だと確信していた。
(異世界の薬キタ~~~っ)
普通なら、『何故こんなところに医薬品が隠してあるのか?』と思うだろう。
「すごい、アニメや映画で見たまんまじゃん」
だが、初めて見る、しかも整然と陳列された異世界の医薬品にツカサは興奮しまくりだった。
すると、ピンク色のアンプルが目に止まった。
それは、彼女がアニメの中で繰り返し見てきた、もっともポピュラーなあれの瓶そのものだった。
「こ、これって、もしかしてポーション!?」
そう、それはポーションの瓶にしか見えなかった。
「ヘル様~~~っ」
「ヘル様どちらにいらっしゃいますか~~っ」
その時、遠くから自分を呼ぶ声を聴いた彼女は、そのアンプルを3本掴んでポケットに押し込みながら、
「ここよ~~~っ」
そう返事しながら部屋を後にしていた。
すると、泣き叫ぶ子や逃げ惑う子たちをミセリとアイリが宥め、疑心暗鬼に陥っていた皆をクリスと王子が説得していた。
そして、皆を何とかお城に連れ帰ったが、そのせいでお城はてんやわんやの大騒ぎになっていた。
子供達は食事を満足に与えられていなかっただけでなく、お風呂にもろくに入っておらず、数ヵ月も着の身着のままで、髪にノミやシラミが沸いていた。
それをお城総出でお風呂に入れ食事と服を用意することになり、ミセリとアイリもそれに駆り出されていた。
が、子供達が怖がってしまうためヘルだけ1人蚊帳の外で部屋に戻っていたのだ。
けれど、彼女は決して落ち込んだりはしていなかった。
それどころか、心は高揚しまくっていた。
実は子供達を無事保護してお城に帰ってきた時、彼女はいきなり王子とクリスに手を握りしめられたのだ。
「!?」
そして、あまりに突然の出来事に驚くツカサを尻目に、
「ありがとう。感謝の言葉もない。このお礼は必ずする」
と王子が、そしてクリスも、
「私達に出来ることなら何でもします。遠慮せず言ってください」
と、涙ながらにお礼を言ったのだ。
そのフレーズが、針が飛んだレコードのように彼女の頭の中で繰り返されていた。
「どんなお礼でもする?・・・それってどういうこと?私達、結婚するの?」
そう、ツカサの頭の中では、教会の鐘が鳴り響く中、白いタキシードを着たシュバリエの両横にウエディングドレスに身を包んだ自分とクリスが寄り添い、皆から祝福を受けながら3人で結婚式を挙げる映像が繰り返し流れ続けていた。
“こん、こん”
その時、突然ドアがノックされ、ツカサは“びくっ”とベッドから飛び起きていた。
(ま、まさか、シュバリエ王子とクリスが!?)
彼女は慌て服の乱れを直し、髪を手櫛で掬い始めた。
(ど、どうしよう?こんな格好だし髪は“ボサボサ”だし、そ、それに、まだ心の準備が・・・)
“ガチャ”
そんな彼女を置き去りにしてドアが開けられたが、入っていたのは年配のメイドの女性と、ミセリとアイリだった。
そして、年配の女性はヘルに深々と頭を下げた。
「ヘル様。私はシュバリエ王子とクリス様にお仕えるメイドの長でテルマと申します」
「あ!!はい、私がヘルでございますが何のご用でごさいますでしょうか?」
あまりに丁寧な言葉使いに、ツカサまでおかしな敬語になってしまう。
「本日は突然100名以上ものご来客があり、お部屋が不足しております。申し訳ございませんが、こちらの御二方をこの部屋に御同席させていただけますでしょうか?」
「えっ!?もちろんいいわよ。このベッドで一緒に寝ましょう」
「「ヘル様」」
ヘルからの返答に、ミセリたちは嬉しそうに頬を赤く染めていた。
「ヘル様、あと一つお願いがございます」
「はい!?」
「本来ならば来客用のお風呂を使っていただくのですが、ご承知の通りお子様達が順次ご入浴されておりまして、御三方には王族用のお風呂を使ってほしいとのシュバリエ様とクリス様からの伝言でございます」
「「えっ!?」」
その申し出にミセリとアイリは驚きの声をあげたが、
「御三方以外にも使われる方がおられます。後がつかえておりますのでお急ぎください。それではご案内いたします」
彼女はそう言って、ドアを開けヘルたちについてくるよう促した。
「で、ですが、近衛やメイドが王女さまと一緒に入浴など・・・」
そんな彼女にミセリはそう反論したが・・・、
「分かりました。じゃあ3人で一緒に入りましょう」
ヘルがそう言った瞬間、
「へ、ヘル様がそう望まれるのなら、わ、私は構いませんが、あ、アイリはどうする?」
「わ、私、私も、ヘル様がどうしてもっておっしゃるなら・・・」
2人は頬を赤く染めながらそう答え、ヘルと一緒にテルマの後を付いていった。
「!?」
そして、案内されたお風呂は、脱衣場からしてもう別世界なぐらい煌びやかで、ヘルは辺りを“きょろきょろ”見渡しながら服を脱ぎ始めた。
首の後ろの紐の結び目をほどき、肩紐を持って上着を前にずらすと、その中に窮屈そうに納まっていた2つの膨らみが、生地を弾き飛ばすように“ぷるん”と弾み、その先端で自己主張するかのように“つん”と尖る可愛らしいちっちゃな蕾が“ぷるぷる”揺れる。
その様子と、彼女の腹筋と可愛らしいおへそに、ミセリとアイリの視線は釘付けだった。
そして彼女がズボンを脱ごうとした時、“カチャカチャ”と何かが擦れ合うような音が聞こえた。
「あ!?」
ヘルは慌ててポケットに手を突っ込み、それを取り出していた。
「ヘル様、それは?」
「ポーションよ」
「「ポーション?」」
2人はそう声を揃えてながら、
「これが!!私、本物を初めて見ました」
と、驚くアイリと、
「私もです。ヘル様、それはどうされたのですか?」
ミセリにもそう訊られ、ツカサはこれを見つけた顛末を2人に話した。
「それ、もしかしたら違法服用薬物かもしれません」
「違法服用?」
その聞き慣れない言葉に、ツカサは思わずミセリにそう聞き返していた。
「拳闘は賭けの対象になっていますから、闘技場に入る者はお客以外全員裸にされ、違法なものを持ち込まないか検査を受けます」
「えっ!?全裸」
「はい」
「あの、可愛い男の子たちが!?」
「はい」
「その仕事って私でも出来る?」
「えっ!?」
「あっ!!いや、違うの。それで、何だっけ?」
「薬の保管庫にもギルド本部から来た責任者によって鍵が掛けられます。試合の前にポーションでも服用されたら勝負になりませんから」
「そうか!!だから隠し部屋に薬を・・・」
「はい。多分そうだと思います」
そう言うミセリとアイリだったが、その視線はヘルが持つポーションではなく、露わになったままの彼女の胸の膨らみをガン見していた。
「それでヘル様、そのポーションはどうなさるおつもりなんですか?」
あまりにも見つめ過ぎていることに気付いたアイリは、慌てて視線を逸らすと話題を変えていた。
「これ、3人で飲もうと思って」
「「えっ!?」」
「その、今日も2人にスッゴい迷惑かけちゃったし、きっと明日もいっぱいかけると思うから、だから、ね」
「ヘル様」
彼女の気遣いに、2人は感動していた。
「じゃあ、乾杯しましょう」
「「はい」」
ツカサが音頭を取り、3人はそれを飲み干していた。
そして、
「よしっ、お風呂に入ろっ」
そう言って下も脱ぎ、浴場に入っていくヘルの、そのあまりに美しい後ろ姿に吸い寄せられるように、2人はその後ろをついていくと、
「わぁ」
ツカサが思わず感慨の声を漏らすほど、その浴場も広かった。
石畳の先にある湯船は直径が25メートルはあろうかという円形で、階段状のすり鉢になっていた。
そして何故か、その真ん中には、大きさ石が衝立のように置かれていた。
ミセリたちがそれらに見とれていると、ヘルが座椅子を2つ並べていた。
「ヘル様?なにを?」
「2人ともここに座って」
「「えっ!?」」
突然そう言われ、2人は驚きの声をあげたが、
「いいから早く、ね」
ヘルにそう言われ、2人が戸惑いながらも並んで腰を降ろすと、彼女は、
「私が2人の背中を流してあげる」
と言っていた。
「「えぇっ!?」」
そう声を揃えて驚く2人に、
「私からの感謝の気持ち」
彼女はそう言うと、石鹸を“ゴシゴシ”擦りつけて泡立てたタオルで、2人の背中をマッサージするかのように撫で始めた。
「へ、ヘル様」
優しく撫でるヘルの指の感触が、泡立つ石鹸に滑るタオル越しに背中に伝わってくる。
「いけませんヘル様。王女が近衛やメイドの背中を流すなど聞いたことがありません」
そう戸惑いを隠せずにいると、2人の泡まみれの背中に、突然なにかが覆い被さるように密着していた。
「「!?」」
その感触に、ミセリとアイリが慌てて振り返ろうとすると、2人の顔の間にヘルの顔があった。
彼女は、後から“ぎゅっ”と2人を抱きしめていたのだ。
「ヘル様!?」
「ミセリ、アイリ、いつもありがとう」
「「えっ!?」」
「2人にずっとお礼を言いたかったの」
そう言うヘルに、
「そ、そんな、お礼を言わなければならないのは私たちの方です」
と、アイリが、
「そうです。今までどれだけヘル様に助けていただいたか」
そしてミセリもそう反論するが、
「そんなことない。こっちの世界に来て最初に知り合えたのが、あなたたち2人で本当によかったわ」
ツカサはそう言いながら、2人を抱きしめる腕に更に力を込めていた。
だが、肝心の2人はそれどころではなかった。
それぞれが顔を寄せ合うことで、こめかみから流れ落ちる互いの汗が混ざり合うように頬が密着していた。
それに加えて、ヘルの胸の膨らみも2人の背中に密着し、圧し潰されながら弾き返さんと“たわわ”に弾み、その頂点で自己主張するかのように“つん”と上向くちっちゃな蕾も自らの膨らみに埋もれながら石鹸まみれの背中に“こりゅこりゅ”擦れていた。
「んっ、ぁん」
「んんっ、ヘル様」
“ガラガラガラっ”
その時、ガラス戸が突然開いた。
「!?」
そしてその瞬間、ヘルたち3人は大浴場の中心に立つ大きな衝立の後ろにしゃがむように隠れていた。
衝立が立つそこは、円柱階段状になっていて、腰を下ろしても胸の下あたりまでぐらいしか深さがないのだ。
すると、入ってきたのは、なんとシュバリエとクリスだった。
(えっ!?これってどういうこと?)
とツカサは思ったが、
「ね、もう誰もいないでしょ?」
そう嬉しそうに尻尾を揺らしながらはにかむクリスに、
「ヘル様たちはもう上がられたのか?せめてお風呂ぐらいゆっくり入って貰いたかったのだが・・・」
シュバリエがそう返すのを聞いてツカサは、お風呂に入る前にメイド長の女性が、
『後がつかえておりますのでお急ぎください』
そう言っていたのを思い出した。
(やってまった)
そう思った彼女だったが、
(いや、今ならまだ間に合う。そう、石の後から顔を出して、「スミマセン。マダ入ッテマシタ」と言えば笑い話で済むパターンだから)
と自分に言い聞かせると、岩影から“そ~っ”と顔を覗かせ2人を見た。
すると、彼らはキスしていた。
「!?」
ネコのようにしなやかで細みの身体で、爪先立ちで一生懸命背伸びするクリスを、頭2つ大きいガテン系マッチョのシュバリエに力強く抱きしながら身体を屈ませ、2人は唇を重ね、舌を絡ませ合っていた。
「えっ!?」
しかも2人は、汗まみれの身体を密着させ、互いのそれを“にゅちゅにゅちゅ”と擦れ合わさせていた。
(ごくっ)
そのあまりの生々しさに、ツカサは自分が四つん這いになっていることにさえ気付いていなかった。
そう、ヘルは岩陰から覗くために四つん這いになっていた。
結果、彼女のお尻と太股の裏側が露になり、その付け根の〝つるつる″で〝ぷにぷに″の肉丘と、その真ん中を艶めかしく縦に走るスリットや、そのすぐ上で〝きゅっ″と閉じる可愛らしいすぼみまでもが余すところなくミセリとアイリの眼前に晒されていた。
すると突然、背骨を伝って脳天へと突き抜けるような、快感と悪寒が入り混じる“ゾクゾク”する感触をお尻に感じて、ツカサは慌てて振り返った。
すると、自分の左右のお尻を、ミセリとアイリが愛おしそうに舐めていた。
「えっ!?えぇぇぇっ!?」
その、目を疑うような光景に、ツカサが慌てて立ち上がると2人も後を追うように立ち上がり、そのまま彼女に抱きついていた。
「ちょ、ちょっと?」
だが、下手に動いたらシュバリエ達に見つかってしまうためそこから逃げ出すことも出来ず、彼女は咄嗟に2人を衝立を背にして立たせ抱きしめていた。
が、ミセリとアイリはヘルの胸に自分の胸を〝ぎゅうぎゅう″押し付け、膨らみに埋もれる蕾同士を〝こりゅこりゅ″擦れさせながら彼女の耳を舐め回していた。
「ふ、2人とも、どうしたの?」
「ヘル様、おかしいのです」
ミセリが顔を耳まで真っ赤に染めたままそう言いながら、尖らせた舌先でヘルの耳の形を確かめるように舐め回していた。
「おかしい?何が?」
「ポーションを飲んでから、頭が“ぼ~っ”として考えが上手くまとまりません」
アイリもそう言って、彼女の可愛らしい耳たぶの感触を確かめるように甘噛みしながら舌先で転がすように舐め回していた。
「えっ!?私、なんともないわよ!!」
ツカサはそう反論したが、
「でも、身体じゅうが火照って、胸とおへその下が信じられないくらい熱くて、胸も先っぽも、そ、それにあそこも痛いぐらい“じんじん”して」
ミセリは顔を耳まで真っ赤に染めて、苦しそうに腰を〝もじもじ″させ、
「私も、もう我慢できません」
アイリも熱に冒されたように瞳を潤ませて、そう訴えていた。
それを聞いて、ツカサある結論に達していた。
「まさか、さっき飲んだのって・・・ポーションじゃなくて、薄い本の必須アイテム的なあれ?」
そう、3人が飲んだのはポーションではなく媚薬だったのだ。
だが、その間も2人は、理性が崩壊してしまったかのようにヘルの耳を甘噛みし舐め続けながら、彼女の大きな膨らみを揉みしだいていた。
「ぁあん、だめぇ」
けれど、そう言いながらもツカサの視線は、獣のように激しく愛し合うシュバリエとクリスに釘付けになっていた。
「ぁん、シュバリエ、。そ、それ、だめぇ、奥まで突き上げられるだけでも気持ちいいのに、前までしごくなんて反則。ぼ、ボク、もう、んんっ。・・・シュバリエはどう?気持ちいい?」
「ああ、クリスのここ、吸い付くように絡み付いて、指でしごく度に〝ぎゅうぎゅう″締め付けてくる」
そしてミセリとアイリは、そんな彼女の豊潤に実る果実のような2つの膨らみを、指と舌を使って存分に味わっていた。
「ヘル様の胸、大きくて形もキレイです。それに凄い弾力」
「乳首もすっごく可愛いです」
「ゃん、んくぅ、2人共、なにしてるの?」
「それに、スッゴい敏感」
「ぁあん、そ、それ、だめぇ」
しかも、そうやってヘルの胸を攻め続けながら、2人のもう片方の指が、密着する下腹部から更に下に分け入り、彼女の汗まみれのそこを探り当てていた。
「だ、だめっ」
ツカサは慌てて2人の手を押さえつけようとしたが、
「ヘル様のここ、すっごく固くなってる。私の指が〝くりくり″捏ねてるの分かりますか?」
「それに、エッチな涎で〝ぬるぬる″ですよ。ヘル様も感じて下さっているのですね?嬉しいです」
「ぁん、ち、違うの、これは・・・」
そこまで話して、彼女は思わず口を噤んだ。
シュバリエとクリスの痴態を見てこうなったなんて口が裂けても言えない。
だがその間も、2人は姉妹ならではの絶妙な舌使いと指使いのコンビネーションで彼女を攻め続けていた。
「んぁあんんっ、やん、だめぇ、んぁ」
「どうですかヘル様?気持ちいいですか?」
「うくぅん、はぁん、な、なんで、なんでこんなに上手なの、ひぅ」
「私達姉妹は、お妃様からの言い付けで、いつでもヘル様の床勉強のお相手を務められるよう日々精進していますから」
「も、もうお妃様ったら、ゃん、そこぉ、んくぅ」
その、感じながらも必死に耐える彼女の姿に、ついに我慢できなくなった2人は、
「ヘル様。私達、もう我慢できません」
「私達にもしてください」
そう懇願していた。
「えぇっ!?そ、そんなこと言われても、んんっ」
そう戸惑うヘルを、2人の指が更に攻め立て続け、
「ゃんっ、んぁあん、だ、だめぇ」
快感の波状攻撃にただ耐えることしか出来ない彼女の耳を舐め回しながら、その指を掴んでそれぞれの、痛いぐらい固くなり〝じんじん″と熱く火照るちっちゃな新芽や、熱い〝ぬるぬる″の蜜液の涎を垂らすそこへと導いていた。
そして、
「ヘル様」
「私達にも、お願いします」
2人はそう囁いていた。
「も、もう。どうなっても知らないからぁ」
ツカサは、自分がされていることを、そのまま2人にやり返し始めた。
「ゃん」
「はぁん」
そしてミセリとアイリも、ヘルに負けじと2人掛かりで甘噛みしながら舐め上げ、奥の奥まで捏ねるように掻き混ぜ攻め続ける。
「だめぇ、そ、そんなの反則、ひぁ、はぁん」
しかも、彼女の視線の先では、シュバリエとクリスが限界を迎えようとしていた。
そしてミセリとアイリも、媚薬のせいで信じられないぐらい敏感になっているそこがヘルの指戯に耐えられず、それは、2人がかりで攻められ続けるヘルも同じだった。
「ぁあん、だ、だめぇ、わ、私、私、もぅ」
「ヘルさま、んくぅん、わ、私も、はぁん」
「へ、ヘル様、お姉ちゃん、んぁ、も、もうだめ、私も、ぁあん」
「しゅ、、シュバリエ。ボク、もう、んんっ」
「く、クリス、オレも、もう」
そして5人は、あっけなくその時を迎えていた。
「きゃうっ」「イクっ」「ゃんっ」「んんっ」「ぁああん」
2人と3人はその場に崩れ落ちるようにへたり込み、シュバリエとクリスは余韻を楽しむように唇を重ね、ヘルは力が抜けて崩れ落ちそうになるミセリとアイリをなんとか抱きしめていた。
〈つづく〉




