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夢の狭間

(前略)

―――――――――あなたは自分が他人になった夢をみたことはありませんか? そのとき、夢のなかのあなたは、普段は決してとったりしない行動をとったりしていませんか?

 例えば、大人になった夢。夢の中のあなたは父親、あるいは母親となり、親らしい行動をとってはいませんか。例えば、神話の登場人物になった夢。夢のなかで、あなたはヘラクレスやアキレス、アテナとなり、その人物がとりそうな行動をとってはいませんか。

 夢のなかでは、だれもが「役者」になります。あなたの「意思」は確かにありますが、あなたが演じなければならない「役割」もそこに並存しています。それは現実のあなたに近いかもしれないし、全く逆かもしれません。通常、それらは潜在的な願望、恐怖の裏返し、本能、依存心の表層化、胎内回帰願望、抑圧からの解放衝動、飢餓、欲望のスパイラル…………などと解釈されます。

 しかし、そうではないのです。

 以下でも繰り返しますが、そうではないのです。

 あなたがあなたでない行動をとるとき、それは「夢をみていない」ときなのです。すなわち、「あなたの見ている夢」が、本当は「他人の見ている夢」というときです。どういうことかというと―――――――――――


(中略)


 例えると、他人が監督する夢のなかに、あなたが役者として出演するということです。そういうときの夢は、前段で述べたとおり、普通は目が覚めたら忘れてしまうものですが、なんとなく覚えていることもあるのです。ケーブルをつながずとも、眠りの世界はつながっているのです。夢のなかで、あなたの魂は偏在(へんざい)します。あなたの魂はいくつにも分裂し、夜な夜ないくつもの夢に平行して出演しているのです。

 このサイトは、あなたが願う「夢の世界」を作ることができます。舞台・脚本・配役・カメラ・音響…………全てがあなたが心の深淵で望むままに創られます。具体的に指定できるものはそのとおりに、そうでないものは心の深淵に従って補足することになります。あなたの知る事象を中心に、あなたが心の深淵から欲することを形にします―――――――――――(後略)







         以上のことをご了承頂いた上で、

         あなたの世界を創りたいのならば、

         あなたの真実の名前を声に出して唱え、

         画面をクリックしてください


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