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選択は個人の自由です。

============


リン達二人と一羽は檻の鍵を手に入れると、バーサーカーコングの子供が居るバウズ商会の中庭へとやって来た。



「檻の鍵持ってきたぞ!」

「ありがとうございます!こちらも準備は整いました!」



兵士は先程声を掛けたバウズ商会の従業員に残りの従業員達に呼び掛けてもらい、彼らを中庭に集め檻を運ぶ人員を確保した。檻の周囲には従業員達が十数人集まっている。バーサーカーコングの子供が入った檻は車輪が付いた台車に乗せられており、この人数なら檻を運べるだろう。



「これがバーサーカーコングの子供か……」

「すごく大きいですね」

「親が山のように大きいから、必然的に子供も大きくなるか」

「ピィ」



檻に入れられているバーサーカーコングの子供は親が巨大な為に人間の平均的な身長の数倍の大きさがあり、子供とはいえ暴れたりでもしたら周囲に居るリン達は無事では済まない。また、入れられている檻もそれに比例して大きくなっている。



「ガー……、グー……」

「……でも、寝てるです」

「バーサーカーコングの子供なら麻酔で眠っています。暴れて檻が壊れないようにと会長が指示しました」

「それなら好都合だ。寝てる間にさっさと運ぶか」



ただ、その子供は今は麻酔によって寝息を立てている。会長のドルグが麻酔を打つように指示を出して眠らされているのだが、下手に暴れては運びづらくなる。



「よし、皆で運ぶぞ」

「会長がここに来る前に早くしないと……」

「あ、ドルグなら自分が雇った傭兵達と取り込み中で来ないと思うぞ?」

「それは本当ですか?」

「ああ。羽交い締めにされたりしてたから、もし来るとしても時間が掛かるかもしれないな」



従業員達はバーサーカーコングの子供を親に返す事を手伝うと決めたものの、この場にドルグが来たら何を言われるか分からないので不安になるが、リンはそれを和らげる為に彼がここに来るのは時間が掛かる事を告げると、従業員達は安心したようだ。



「今のうちに運ぶか」

「分かった!」

「皆さん、力を合わせていきましょう!」



兵士の号令によって従業員達は、前から台車を鎖を持って引く者と後ろから台車を押す者に別れていく。



「私は前を手伝いますので、あなた達は後ろをお願いします」

「分かった」



兵士は台車の前に行って案内や説明をする為に、リン達は後ろから台車を押す事になった。



「リンさん、私はどうすればいいですか?」

「エルムはオレの肩に乗っててくれ」

「分かりましたです」

「ピィ」

「……おい、なんでオレの頭の上に乗ってるんだよ?」

「ピ?」



身体が小さいエルムはどうすればいいかとリンに尋ねると、先程までと同じように肩に乗るように言われ、彼女はリンの肩に乗った。


それと同時に頭に重さを感じたリンは赤い鳥が自分の頭の上に乗ったのだと思い、ドルグの部屋に入る前と同じように頭の上に乗ったまま問い掛けると、彼女からは見えないが赤い鳥は「何か問題でもある?」と言わんばかりに首を傾げた。



「……もうこのまま行くか」

「ピィ」


頭に赤い鳥を乗せたままでも台車を押すのに支障は無いと考えたリンは、このままの状態で行く事に決めたようだ。



「準備は良いですか?それでは、お願いします!」



兵士の号令でバーサーカーコングの子供が入っている檻を台車は動き出した。


============


レクトイの街の東側の出入口までバーサーカーコングの子供を運んで来たリン達。バウズ商会から出る時は大きな土塊によって正門が潰されているので、台車がギリギリ通れる裏門から出た。


その道中で運んでいるリン達を見た冒険者が気になって近寄って来て一体どうしたのかと聞かれたのだが、彼らが事情を説明すると一人、また一人と台車を押したり、鎖を持って引っ張ったりと協力する者が増えていった。


その中には最初はバウズ商会が今回の騒動の原因だと知ると従業員達に怒りをぶつける者が居たのだが、周囲の説得によって彼らに謝罪すると協力していった。



「隊長!」

「見回り班か!?」

「バーサーカーコングの子供を連れて来ました!」

「分かった!」



台車の前に居た兵士は隊長の姿を確認すると声を上げ、檻に入れられたバーサーカーコングの子供の姿を確認した隊長は周囲に指示を出す。



「攻撃を中止するように全員に伝えろっ!バーサーカーコングの親を刺激しないよう、絶対に攻撃してはならないぞっ!」

「「「「了解しましたっ!!」」」」



伝令を受けた兵士達が散っていき、隊長の指示を伝えに行く。子供を親に返す際に刺激を与えてしまうと見境無く暴れてしまった場合、街が壊滅してしまうだろう。それだけは避けなければならなかった。



「麻酔で寝てる子供はいつ起こしますか?」

「親に返す少し前で大丈夫だろう。下手に暴れてはこちらが困る」

「分かりました!」



これだけ周囲が騒がしくなっているにも関わらず、バーサーカーコングの子供は運ばれる前と同じように寝息を立てている。麻酔の影響があるからだが、ここで暴れられると返すのが難しくなるので、この場合は眠ったままで居てもらうと彼らが助かるのだ。



「攻撃は止まったようですね」

「よし!門を開けろ!」



攻撃の音が止んだ事を確認した隊長は、門を開けるように指示を出す。バーサーカーコングの侵入を防ぐ為に閉ざされている巨大な門が大きな音を立てて動いていく。



「台車が通れる程度で良い!それ以上は開けるな!」



ただ、最悪の状況を回避する為に台車がギリギリ通れる幅だけ開けるようにも指示を出す。巨大な門がほんの少しだけ開けられ、そこを台車が通って街の外へ出ると、バーサーカーコングの親の近くに向かって行った。



「……この辺りで良いでしょう。皆さん離れて下さい!」



しばらく進むと彼らはバーサーカーコングの親の姿がはっきりと確認出来る場所までやって来た。兵士は全員の身の安全を考えると進めるのはここまでだと決め、避難するように呼び掛ける。



「……で、バーサーカーコングの子供はどうやって起こすんだ?」

「そ、それはですね……」



台車を動かすのを手伝った一人の冒険者が眠っているバーサーカーコングの子供の起こし方について兵士に聞いたのだが、彼はそこまでは考えていなかったようだ。



「ピィ!」

「お、おい!何やってるんだ!?」

「鳥さん!危ないですよ!戻って下さいです!」



そんな時である。リンの頭の上に乗っている赤い鳥が檻の格子の間を抜けて檻の中に入ると、いまだに眠っているバーサーカーコングの子供の頭の上に移動したのだ。リンとエルムは危険だから戻るように促すが、戻る様子は無い。



「ピィ、ピィ、ピィ」



バーサーカーコングの子供の頭の上に乗った赤い鳥は、何を思ったのか嘴で自分の足元を数回つついたのだ。



「……ガ?」

「ピィ」



赤い鳥が嘴でつついたのはバーサーカーコングの子供の頭であり、それによって子供は目が覚めたようだ。



「起きたです」

「ん?開けるなら今か。扉を開けるのを手伝ってくれ」

「分かった!」

「手伝います!」



目覚めたバーサーカーコングの子供を見たリンは、檻の開けるのは今しか無いと動く。彼女は檻の鍵を開け、周囲に居る冒険者と共に檻の扉を開けると、危険が及ばないように離れた。



「ピィ!」

「……ギ?」



リンが開けた檻の扉から赤い鳥が出て、寝ぼけ眼のバーサーカーコングの子供はその赤い鳥を視線で追い掛ける。



「ギ?……ギヤァァァ!!!」



その視線の先に自分の親の姿を見つけたバーサーカーコングの子供は歓喜の声のような雄叫びをあげると、先程まで緩慢だった動きが嘘のように活発になり、檻を出て一目散に親の元へと向かって行く。



「グ、グォォォォォォォッ!!」

「グォォォォォッ!!」



駆け寄ってくる自分達の子供の姿を見た二体のバーサーカーコングは歓喜の声のような雄叫びをあげると、子供を迎えに行った。



「ギヤァァァ!!」

「グォォッ!」

「グォォォッ!」



一体のバーサーカーコングが子供を自分の掌に乗せると、もう一体のバーサーカーコングと共に子供との再会を喜んでいる。周囲にはバーサーカーコング達の雄叫びと、喜びのあまり親が小躍りしているのでその大きな足踏みの合唱が響き渡っている。


先程まで子供を取り返す為に街に進もうとして冒険者達に見せていた凶暴的な表情は鳴りを潜め、子供の無事を喜んでいるとても穏やかな表情だった。



「「グォォッ!!」」

「ギヤァァ!」



再会をひとしきり喜んだ親のバーサーカーコング達は子供を掌に乗せたまま、山の方向へ身体を向けるとその方へと歩き始めた。


自分達の子供は取り返したのだから、この街にはもう用は無い。子供を早く安心させる為にも自分達の住み処に帰らなければならないと、子を思う親の気持ちが現れているようだった。





冒険者や兵士達はそれを固唾を飲んで見守っていて、バーサーカーコング達の姿が完全に見えなくなるまで続けていた。



「…………本当に、帰っていった」

「やった!バーサーカーコングが街から離れて行った!」

「良かった、街も皆も無事で……」

「俺達で追い払ったんだ!」



今回の作戦に参加していた誰かが呟くと、口火を切ったように周囲から次々と歓喜の声が上がる。二体のバーサーカーコングという絶対に勝てない相手であると思われたが、総力を結集して追い払えた事に安堵し、喜びを爆発させたのだった。


============


二体のバーサーカーコングの撃退作戦は昼頃に開始されて、それが終わった時には日は既に傾いており、平穏を取り戻したレクトイの街は夕焼けに包まれている。


避難所に避難していた者達が自分の家に戻ったり、作戦に使用した物の後片付けなどに皆が各々と追われている中、リンとエルムの二人と赤い鳥の一羽の姿は街の一つの物陰にあった。



「……この辺りで良いか」

「ピ?」



バーサーカーコングの子供を親が居る方へと案内した赤い鳥は、いつの間にかリンの頭の上に戻っていた。


その後、自分の頭の上から飛び去ろうとする赤い鳥をリンは引き留め、この場所に移動してきた。そして、周囲を確認すると頭の上に乗せている赤い鳥を両手で優しく包み込み、近くにあった木箱の上へと乗せ、リンは赤い鳥に目線を合わせる為に姿勢を低くする。彼女の左に居るエルムと合わせて赤い鳥と向き合う形になった。



「それじゃあ改めて……、エルムを二回も助けてくれてありがとう」

「ピィ」



リンは赤い鳥にエルムを助けてくれた事について頭を下げて礼を言う。エルムを初めて配達の業務に従事させた時に赤い鳥が彼女の事を助けてくれたのを聞いていたので礼を言わなければと決めていたが、今回も助けてくれたので、それも含めて礼を言ったのだ。



「お前が来てくれなかったら、エルムは今ここには居ない。本当にありがとう」



リンは赤い鳥の頭を右手の人指し指の腹で撫でながら、彼に感謝の意を述べる。



「……何でエルムを守ってくれるのかはオレには全く分からないけど、そんなに心配ならエルムの側に居て守ってやってくれないか?」

「ピ?」



リンは赤い鳥がエルムを守る為にこの街にやって来たのではないかと推測し、何らかの事情があって街を離れなければならなかったが、今回の騒動を勘づいて舞い戻って来たのではとも彼女は推測する。


それを踏まえてリンは、赤い鳥に対して一つの提案を出したのである。



「……エルムの仕事を手伝ってくれるならきちんと報酬は出すし、寝泊まりする場所は……、オレとエルムの部屋で良いか。それと食事とかはこっちで用意するし、どうだ?」



労働に対して支払う報酬に住居や飲食物の提供などの福利厚生といった、従業員を雇う時に提示する内容を赤い鳥に話したリン。その内容がいまいち理解出来なかったエルムは彼女に尋ねた。



「リンさん、それって鳥さんを飼うって事ですか?でも、何か違う気がするです」

「飼うんじゃなくて雇おうと思ってな。……なんか、飼うっていう表現が合わない気がしてな」



リンはなんと、赤い鳥を自分の店の従業員として雇おうとしているのだ。人語を理解する程の高い知能を持つ彼をペットとして飼うというのは妙な違和感があったので、思い切って雇う事にしたのである。



「……でも、どうしてもやらなきゃいけない事があるのなら、そっちを優先してくれ。オレは強制しないし、お前の意見を尊重するよ」



ただし、リンは赤い鳥に無理強いはしなかった。彼にはしなければならない事があると考え、そちらを優先しても良いと伝えると共に、街に留まるか飛び去るかのどちらを選んでも構わないとも赤い鳥に伝えた。



「もし、オレの話を受け入れてくれるならオレの手に乗ってくれ。反対に受け入れられないなら乗らないでくれ」

「…………」

「鳥さん、どうしたんですか?」



リンは右手を差し出して店で働いてくれるなら手に乗るようにと言い、やらなければならない事を優先するならば手に乗らないように言う。彼女の提案を一通り聞いた赤い鳥は目を瞑っていた。


============


赤い鳥はリンからの提案に、集中する為に目を瞑って考えを巡らせていたのだ。



───もし、あの時引き返すのが少しでも遅かったら、この子は……エルムは助けられなかった。



赤い鳥はエルム以外の自分が守らなければならないもう一つの存在を探す為に飛び回っていたのだが、エルムに危機が迫っていると勘づいて、助けに行かなければと翼を翻してレクトイの街に戻る事に決めたのだ。


赤い鳥がレクトイの街に戻るのに数日掛かったが、その道中は彼が休む事は無かった。太陽の日差しが強い昼も、月の光が優しく照らす夜も、赤い鳥は翼を一時も休める時を設けずに飛び続けていたのだ。全てはエルムを助ける為、そう思うと一刻も早く彼女の元へ向かわなければと考えるよりも先に身体が動いていた。


そして、赤い鳥が街にたどり着いた時にはバーサーカーコングが土塊を街に投げ込んで、それがエルムを押し潰そうとしていた時であった。彼女が土塊に押し潰される寸前で彼は助ける事が出来たのだった。



───エルムを守ってくれ、か。



赤い鳥はリンの提案を聞いて、今までの自分の旅を思い返す。使命を果たす為に彼は世界中を飛び回っていたが、守るべき存在は僅かな手掛りすらも見つけられなかったのだ。


そんな中、長い長い旅を続けてようやく見つけた自分が守るべき存在の一つであるエルムを、街に戻って来るのがほんの少しでも遅かったら失う所だったと気づいたのだ。赤い鳥は目を開けると自分を見つめる二人の姿を見て、嬉しそうに目を細める。



───そうか、優しい人に巡り会えたんだね。この人が……リンが居たからエルムに会えたんだ。



赤い鳥は先程頭を撫でたリンの指の感触を思い出す。その独特の感触から伝わってきた彼女の優しさを感じ取った赤い鳥は、二人が巡り会えた事により自分もエルムを見つけられたのだと、はっきりと理解したのだった。



───二人が望んでいるなら、答えは一つだ。



それらを踏まえて赤い鳥が導き出した答えは、リンの右手に乗る事だった。



「……居てくれるって事で良いんだよな?」

「ピィ!」



リンが確認の為に聞くと赤い鳥は大きく頷いて返事をする。彼はリンに雇われて雑貨屋で働きながらエルムの側に居て彼女を守る事に決めたようだ。



───何でだろう。この二人と一緒に居ると、もう一つも見つかるかもしれないな。



赤い鳥は自分が守らなければならないもう一つの存在を探さなければならなかったが、リンとエルムの二人と一緒に居れば近い将来それと会えるだろう。そんな気がしてならない彼であった。


============


赤い鳥と一緒に働くと決まったエルムは嬉しさのあまり、彼に抱きついた。



「おっと」

「鳥さん!ありがとうございますです!」

「ピィ」



右手に赤い鳥を乗せていたリンだったが、その右手にエルムが来たので左手を添えて支える。彼女に抱きつかれた赤い鳥は満更でも無いようだ。



「明日から一緒にお仕事頑張るです!」

「ピィ!」



今日は雑貨屋は休みなので二人が働くのは明日からだ。



「……しかし、お前は一体どの種類の鳥なんだ?」

「ピ?」



リンは赤い鳥の姿を改めて見る。一目見た感じは赤い羽毛を持つ文鳥なのだが身体は丸みを帯びていて、よく見かける文鳥よりも少し大きい。それ以外にはこれといった特徴は無く、鳥の図鑑をいくつか扱ってるリンでも一目見ただけでは赤い鳥の種類は分からなかった。



「まぁいいか。ところでエルム、……この鳥の名前はなんだ?」

「え?私も鳥さんの名前は知らないですよ?」



種類は分からなくても問題は無いとして、名前が分からないとなると何と呼べばよいのか困ると思ったリンはエルムに尋ねるが、彼女が知る筈も無かった。



「……自分の名前は分かるか?」

「ピ?」



リンは赤い鳥に名前を聞いてみたが、彼は「何それ?」といった様子で首を傾げている。



「名前が無いのか……。エルム、名前を考えてやるか」

「分かりましたです」



二人はこれから一緒に働く赤い鳥の名前を考える事にしたようだ。どんな名前が良いのか真剣に考え始めたのである。




……しばらくして、リンが一つの名前を思いついたようだ。



「……よし、名前はヒータにしよう」

「えっと、それが名前ですか?」

「そうだ。覚えやすいだろ?お前もそれで良いか?」

「ピィ!」



赤い鳥にはヒータという名前がリンから与えられ、彼は嬉しそうに返事をする。



「それじゃあヒータ、簡単に話すけど仕事はエルムの側に居て守る事だ。エルムは雑貨屋の配達係だから、ヒータはその専属警備員だな」

「ピィ」



リンはヒータに彼が行う仕事の内容を簡潔に伝える。羽ばたいて飛べる鳥である事を活かせるように、屋根から屋根へと渡りながら商品を運ぶ雑貨屋の配達係であるエルムの警備を任せるようだ。



「ヒータ、明日からお願いしますです!」

「ピィ!」



その一人と一羽はリンの手の平の上で和気藹々とした雰囲気だ。それを見た彼女の顔は思わず笑みが溢れる。



「さて、オレ達も店に戻るか」

「はいです」

「ピィ」



リンはエルムとヒータを手の平に乗せたまま、自分が店長を勤める雑貨屋へと足を進める。姿形や種族が異なる従業員が増えた事で、明日から賑やかになるだろうと思ったリンであった。


============

書いた通りですが、赤い鳥の名前はヒータにしました。配達係であるエルムの専属警備員です。……警備員ですが、自宅警備員ではありませんので。


あと、展開が早いと感じる人も居ると思いますが、自分なりに話を長くし過ぎると読みづらくなるかもしれないと思いましたので、そこは御了承下さい。

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