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キラー

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

作者は男心を全く分かってません。

( ˙꒳˙ ) こんな顔で動画見て勉強してます。(マジです)

なんか違う。と思われたら、多めに見て下さい。

その人は何時も長身で、長髪を腰骨まで垂らしていて、風を切るように颯爽と歩いた。友達と居る時には無邪気に笑っておどけて見せる姿は芸者の様。でもずっと一緒に居るわけでは無くて、時折一人で図書館にいる。静かに本を読む姿は学者の様。緩急ある姿は次に何が始まるか分からず、目が離せなかった。

そんな彼女と食事に行った時の事である。誘ったのは俺からだった。彼女は髪を高い位置で結び上げ、ジーンズを履いていた。上はガーリーなフリル付きブラウス。顔に施した薄化粧は発色が良く、肌に馴染んでいた。

彼女は終始ご機嫌で、パスタをクルクルと巻き付けている。時折何か思い付いた様に、突発的に会話が始まる。どれも個性の強い、不思議な話ばかりだった。例えばこんなの。

「紅葉って、気温差が激しくないと起きないんだって」

「海外の小説って、テンポ早くて、また置いてかれちゃったよ〜。皆どうやって場面理解してんのかな?」

等々。そうして、食事を終えて伝票に手を伸ばそうとした時。猫が獲物をかっ攫う様に手を招くと、その紙切れを奪われた。しげしげと観察しにかかる。やはりご機嫌だった。 困惑する俺の様子に気を良くしながら、彼女は長財布を一つ取り出して、中から二枚の札と一枚の金貨を取り出した。恐らく二人分の家計。

「伝票、返して下さい」

「君のじゃないモン」

「俺から誘ったんですから」

「やぁよ。はしたないもの」

そう言うと、テーブルに作った拳をしずしずと自分の元へ。無理矢理開かせて、札と金貨を乗せる。しっかりと上に乗ったのを確認。またも拳を握らせる。真顔だった。一連の動作を終えるまで。でも直ぐにハンドクリームでも塗るように手を包むと、笑顔に戻っていた。

「これ……どう考えても多……」

「今日、楽しかったから。また誘って頂戴な。その為のお駄賃。私にそれ程の商品価値はあるかしら?」

漸く伝票が戻って来た。やはり書かれた数字はやはり二人分の会計……。この人は……。

もう此処には用は無いと言うように、彼女は席を立った。既に別れ際の礼節を弁えた様に、帰り支度を整えている。

「宜しく……お願いします……」

「それで良い」


オマケ

「ちなみに、私は『卑しい』という言葉よりも『はしたない』という言葉の方が好きだ。何方も品がない言葉だし、意味も僅かばかり違う。でも今日はあえて『はしたない』という言葉を使うよ」

やはり不思議な人である。

このお金握らせるシーン、ネットで見つけた漫画から。

賄賂、お金じゃ無くて飴ちゃんでしたけど。

あんなことされたら、『もう!!』と言って顔隠して、何も出来なくなります。絆されてますね。はい。


タイトルについて

高級娼婦 みたいなイメージで。

でもなんかピンと来なくて、こうなりました。悩殺。


海外小説の話に付いて

(分かる〜。と思われた方、脳内で握手しましょう)

海外の読み物の特徴って、

登場人物がめっちゃ多い。

(序盤に10人とか平気で出る。その後も出る。名前覚えるのが苦手だと、あれ、君こんな子だっけ?( '-' ) となる)

テンポが早い。兎に角早い。

あと、最後ら辺になると人(特に推し)が死ぬ。

(とっても良い奴だったのに!?)

というイメージ持って読んでます。


心が折れる私から。

登場人物の名前覚えた頃に、推しが死ぬ。

吸血鬼もの三つくらい読んで全てボッキリ逝きました。

全部有名な三品ですね〜。


オマケについて

本当は「卑しい」と言いたかったんだと思います。

でも「はしたない」としたのは、より気に入った言葉で話したかったから。

更に恋人関係で言うのって「はしたない」の方が多くない?

という気持ちから。

つまり、拘りの強い彼女からの遠回しの愛言葉です。

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