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帰宅

楽しく書いてます!笑

 すっかり日も暮れ、海は静かになった。

 今日は生憎曇りなのか、月の光が届かない。


「なんだか、不気味な夜ですね」


「そろそろ帰ろう。なんか肌寒いし」



 車に戻ると、窓に猫の足跡が。

 車の上で3匹の猫がくつろいでいた。

 そのうちの1匹がこちらに気付く。


「シャーーッ!」


 全身を奮い立たせ威嚇。

 残りの2匹は後ろに下がり、やがて3匹とも逃げていった。



「フォレスト、マタタビ持って来てる?」



「いいえ、それにしばらくマタタビは貰ってません」



「じゃあなんで集まってたのかな?」



「車の上は、日当たりが良いので、夜になっても暖かいんです」



「あ、猫のお昼寝スポットか!」



「そーですね。確かに気持ちいですよ」



 そんな事を話しながら車にのり、家に向かって出発。

 海のおばあさんは、ずっと元気でいて欲しい。

 そして、来年もまた


「また来たいですね」



「....そうだね!絶対行こう!」



 帰りの道は少し混んでいた。

 夜なのに。


「みんな、遊び終わって帰宅する時間なんだね」



「せっかくの休みですから、ゆっくり楽しみたいんですよ。私達みたいに」



「でもまぁ、フォレストがいる間は、ずっと休みみたいなものだよ」



「ふふっ」



 ミラーを見ると、ミルクが不貞腐れていた。

 心愛との時間が楽しくて、つい忘れてしまう。

 こうなるとミルクは拗ねる。

 しばらく話してくれない。


「心愛、ミルクが拗ねてます」



「あちゃー、じゃあ、今度マタタビ買って帰るか!」


 その言葉にミルク耳がピンっと立つ



「ニャー」



 どこから出るのか可愛い声。

 気分も一気に戻ったようだ。


「ミルクは、猫の中では落ち着いてますけど、やっぱり猫ですね」



「そういうフォレストも、猫じゃらし大好きじゃん」



「えっ、それは.....」



「いつも嬉しそうに遊んでるよね〜」



 それは貴方が相手をしてくれるから楽しくてですー!!

 猫の本能とかではありません!!




 話していると時が過ぎるのはやはり早い。

 気付けば家の前だった。

 玄関を開けると、いつもの匂い。

 明らかに猫の匂い。

 海にいたせいか、何故か懐かしくも感じる匂い。



「ただいま〜」



「ニャー」



 いつもの日常に戻りますね。

よろしければ、評価、ブックマーク、コメントなどお願いします!!笑

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