海の匂い
投稿、かなり送れました!
すみません。
心愛、フォレスト、ミルクはしばらく海を眺めていた。
海と家ばかき氷って心愛が言っていた。
注文していたかき氷が届く。
それをみて私は驚いた。
ただの氷の塊がフワフワになり、さらに赤い液体、いちごシロップというものをかけると全然違う物になると。
「これ、食べてみて!ミルクは猫だからちょっとごめんね〜」
1口食べてみると
「冷たっ!」
「そうそう、かき氷って見映えするけど、元々は氷だからゆっくり食べないと頭がキーンってするよ〜」
「あの、それを先に言ってください」
「いや〜、どんな反応するのか見たくてさぁ〜」
冷たいけど美味しい。これは猫の姿だとオススメ出来ない。お腹を壊しそうだ。
「たこ焼きも頼んどいたよ〜。食べたことないよね?」
「ないですね」
「はい、おまち堂さん。そんで猫ちゃんにはこっち」
海の家のおばあちゃんがたこ焼きとキャットフードを持ってきた。
「ありがとうございます」
「私が作るキャットフードは美味しいからね。良かったらお兄さんも食べるかい?」
「いえ、遠慮します」
気前の良い人だ。
「たこ焼きはかき氷と違って熱いから、猫舌のフォレストは気をつけて」
「大丈夫です。いただきます」
1口食べると一瞬で口の中に火を入れた感覚になった。
「あっっ」
「熱いとも言えてないじゃん」
「ニャー」(猫舌だろ猫なんだから)
「ミルクにもツッコまれてしまいました。反省します」
その後も焼きうどんを食べたり、かなり遅めの昼食だった。
海へ向かい景色を眺めていた。
「まさかフォレストが人間になれるなんてね〜」
唐突だった。鑑賞にひたっているのだろうか。
心愛は続けて話す
「悪い飼い主が君を捨てて、それを拾って今に至る。これが本当の猫の恩返しってやつなのかな?知らんけど」
「私は、恩を返したいと思っています。ミルクだって」
「ニャーニャー」(その通り)
「楽しい時間が増えた。シュウ兄さん達もフォレストの事を理解してくれている。俺は実は運が良いのかもって、最近良く思うよ」
「そうですね」
「フォレストは、海、好きになった?」
「初めて来た場所なので慣れてないですけど、多分好きです(貴方の事も)」
「朝日とか夕日とかもっと海が綺麗になるんだよ〜」
「本当ですか?」
「今も綺麗だけどね。フォレストも」
「えっ」
「ニャーニャー!」(イチャつくな!)
「あっ、ごめんごめん、ミルクも海好き?」
「ニャーニャー」(普通だ)
「大好きって言ってますよ」
「ニャーニャー!!」(変な事を言うな!)
「そんなに好きなのか〜良かった〜。猫は海どうなんだろうって思ってたんだけど、大丈夫そうだね」
「確かに、私達猫は、水が苦手なのが多いですからね」
そんな他愛もない話が幸せに感じる。
最高の気分。
まだ続けます!
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