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2歳の誕生日

・・・2歳だ。今日は俺の2歳の誕生日だ。


さて、色々と調査した結果ほぼすべてがわかった。まぁ、わかったことと言えばこの家庭のことについてとあとそれ以外について少しだけだが。


父親は知った通りハーレム野郎だが、8人の奥さんがいて11人の子供がいる。そして、俺は8番目の子供。ほかの人たちを見た限り、転生者は一人もいないようで食事のときの挨拶が日本式なのも勇者である異世界人の父親の影響のようだ。


俺以外にも子供たちは10人いるのだが、異母兄弟が9人と同母兄弟は1人しかいない。その同母兄弟は兄さんで現在13歳。活発ではなく、どちらかと言えば冷静な人。剣がとてもうまく、魔法も使える。将来の近衛騎士候補らしい。


なぜ、らしいという表現をするのかというと、あった回数が少ないからだ。兄は日ごろから軍の訓練に参加していていつも家にいない。長期休みのたびに帰ってきてはいるが、まだ2歳の俺には話しかけたりなどは少ない。


仕方ないといえば仕方ないが、将来ちゃんと話せるような日が来ることを願おう。


さて、朝ご飯を食べ終わった。食べ終わってから紹介するのもどうかと思うが、今日の朝ご飯は洋食系だった。そろそろご飯が恋しい。


食べ終わると、母さんが急に立ち上がってこう言った。


「さぁ、ルト。外に出ろ。訓練の時間だ。」


嫌な予感がする。母さんは前々から俺が2歳になったら訓練を始めるといっていた。したく無いが、しなかったらどうなるかはわからない。最悪、俺は死ぬことになるだろう。


勿論、俺は死にたくないのでいやいやながらも外に出ることにした。この幼児の体には重たい玄関の扉を開けて外に出る。


こんな貧弱な体で何を訓練するのだろうか。普通、訓練というのは体が少しはできてからじゃないと逆効果になるんじゃないか。


母さんの姿が見えなかったので探していると中庭にその影を見つける。


母さんを見ると準備万端なようだ。全身鎧に重そうな大剣。さらにジャラジャラという音も聞こえるので全身鎧の中には重しでもつけているのだろう。


下手すれば自分の体重より重いかもしれないものを軽々ともって確実に母さんは自分の倍以上の体重になっているはずだ。


あの状態で何をするのか、大体わかった気がする。というか、母さんは屈伸している。いや、これ確実だろ。


「あの、母様。これから、何を…?」


一応聞いておこう。返答してくれなくても全然かまわないし、逆に返答しないでくれた方が精神安全上いいきがする。


「ランニングだ。走るぞ、ルト。準備しろ。」


だよな。わかってたわ。


「まぁ、とりあえず一日目だからな。あまり多くはしないようにしよう。じゃあ、家の周りを100周だ。私が見張っているからさぼれると思うなよ。」


いやいやいや?!2歳の子供に何させる気だ!?そもそもここは普通の家じゃねぇ!屋敷だ、屋敷!一周500Mとか普通にあるぞ?100周って50㎞じゃないか。フルマラソンかっ!


・・・後ろから視線を感じる。行かねば…。


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