表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なんて残念な妹なんだ…。  作者: 管理人のTOM
1/5

病院で変人妹の暴走が辛い…。

「イヤ!お兄ちゃん!そんな長い物、お尻に入れないで!」


「…お前、何しに来たんだよ。」


「…もちろん、大腸検査!」


「…お前なぁ、そのセリフを言いたいからって、わざわざ実の兄がいる病院まで来て騒ぐか!嫌なら帰れ!」


ここは、とある場所に有る病院、そして俺は、この病院の新米の医師である。


このセリフを聞いた通り、非常に残念な妹なんだ…が、正直、周りを平気で巻き込む為、なるべく関わりたくない。


妹はゲームの声優をやっていて、ファンも、かなりいるらしいが…正直な感想、こんな妹に群がる輩はキチガイだ。


「私を見捨てるの!私の兄は、か弱き妹を見捨てる、兄として恥ずかしくないの?」


まだ言うか、この変態は…。


「馬鹿かてめえ!どこがか弱い?ゴキブリより強そうな性格しているくせに、よく言うぜ!」


「ゴキブリと比較するって失礼でしょ!謝んなさいよ!」


「知るか!静かにしないならキャンセルな!迷惑なんだよ!」


「うぅ…酷い!わかった、我慢する。」


「警察呼ばれないだけでも、有り難いと思え!」


あぁ、周りの看護士たちの冷たい視線が…痛い。


「お兄ちゃんに、あの長い物を私のお尻に入れて、かき回されても我慢するよ。」


…あぁ、ぶん殴りたい。


「長い物でなく内視鏡!かき回すでなく検査の為に動かすだ!俺の職場で変な事を言うな!」


あぁ、なんて妹なんだ…。


この時、俺は妹がいる人生と言う事に、心底嫌気を感じた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ