↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/179

35話

 あまり大量に釣って、燐粉にまかれるのも困るので、三匹ずつゆっくりと退治していく。


 困った事にドロップした糸玉は燐粉で溶けてしまう。


 ドロップした糸玉を手に取ると、いくつかが「溶けた糸玉」に成っていた。


「確か、蚕は蛹から蛾に成ると唾液で糸玉を溶かして出るんだったか」


 リポップ前に回収しないとシルクが駄目に成ってしまうらしい。


 実に採算性の悪い話だ。


 ドロップするのは拳大の糸玉なので、かなりの糸が紡げるはずだが地味に手間が掛かる。


「まあ、面倒はコバルトも大概面倒だが」


 小さく苦笑しながら糸玉を回収してポイズンモスのリポップを待つ。


 このまま夕方までポイズンモスを倒し続けて行く。


 木々の木洩れ日が弱くなった所で引き上げる事にする。


 狩りの間に2回Lvが上昇した事を知らせるアラームが鳴ったので、歩きながらステータスとアイテムの確認をする。



 守宮龍人

 人族

 凶戦士

 LV25

 HP210/340

 MP300/320

 筋力92

 体力92

 俊敏56

 知力31

 幸運31



 溶けた糸玉×18、シルクの糸玉×114。


 回収が間に合わずに溶けた糸玉も幾らか出てしまった。


 銀貨が396枚、厄介さに見合った額だろう。


 さて、シルクの糸玉で売るのと、


 糸巻きにしてから売るのとどの位価格差が出るのだろう?


 糸玉からシルクの糸巻き何個作れるかと、糸巻きが幾らなのかを調べるとしよう。


 片手間で販売価格が倍になったら目も当てられない。


 何か手を考え無ければ。


 空が赤く暮れて行くのを見ながら街に戻る。


 日本の夕暮れと言うか、この視界では情緒も無いオレンジとダークブルーにしか見えない。


「視界さえ普通ならな…、いや、こんな世界に居て普通も何も無いか……」


 景色が楽しめない、他人の表情が分からない、当たり前が当たり前じゃない世界はやはり居心地が悪い。


 シミジミと呟いた。


 でも、ドット絵。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。