七話
目の前に、俺の背丈の二倍、横幅にあたっては十倍近くある黒い柵のよう門がある。それを挟んだ向こう側には、雲一つない青空の下に青々しい芝生と白を基盤とした立派なお城が……じゃなくて家が建っていた。
こんなに大きな家、テレビ以外で初めて見たよ……。庭も含めて「東京ドーム〇個分」でくくれそうなくらい。
実際聞いたら八分の一倍らしいけど、家としては十分にデカかった。
「着いたか。……あぁ、そうかぁ、これがかの有名な――ホワイトハウスか」
「翔、お前は阿呆か。どう見てもピラミッドだろう」
いやいや、ピラミッドさお墓だから。ミイラとか出てくるから。
「お二方。ここは城野家の屋敷です」
そりゃ知ってるけど。ガイモンの言葉に「そうですよね」とだけ答える。
この家は、城とかピラミッドっていうより洋館に近いかもしれないな。
「さぁ、早く入りましょう」
車から歩いてきた小春ちゃんが俺達を促す。
「この鉄格子(てつごうし)って、自力で開けるの?」
「そんな訳ないじゃないですか」
小春ちゃんはクスッと笑い、そのまま門の前まで歩く。スッと手を上げて、門の左上を見て軽く振る。
すると門の左上に付いているランプが青く光り、誰が動かすでもなく、門は自動で開いていった。
「すげぇ、こんな門がこの国にあったなんて……」
なんということだ。謎の少女、城野小春は魔法の国から来た魔法使いだったのだ! いや、冗談だけど。
「さぁ、どうぞお入りください」
「うむ。それでは失礼するぞ」
「え、あ、おい……」
通るのも遠慮したくなる高価な門を、秋乃は堂々と歩いていく。少しは遠慮してもいいと思うけど……。
入っていいのか悪いのかわからないでいた所を、ガイモンが手で促してくれた。
庭は外見から想像するよりいくらも大きい。門から玄関まではレンガ模様の石が敷き詰められていて、周りには葉の茂る木々が庭を囲むように植えてある。左右の花壇には青や黄色の花が咲いていて、良い香りがしてくる。
聞くと、周りの木はすべて桜の木で、春始めにはまた違う庭が顔を見せるらしい。難しいことはよくわからないけど、この庭は素直に綺麗だなと感じれた。
花壇から家に目を移すと、秋乃と小春ちゃんが早くも扉の前で待っている。待たせてる気がしたから、俺は小走りで二人の所に向かった。
長い。まさに長い。
城野家の食事どころに入った俺がまず疑問思ったのは、なぜテーブルがこんなにも長いのか、だ。横幅は俺の家の物の二倍、縦に関して言えば十倍はある。
真っ白なテーブルクロスは、床にも届きそうなくらいに垂れ下がっている。……なんて無駄な。
離れて座るのもよそよそしいと言われて、俺達三人はテーブルの片端に座っている。残りの無駄に空いたスペースはどうするのか……
一番端に小春ちゃん、その左右に俺と秋乃が座る配置だ。小春ちゃんの斜め後ろには、黒スーツに黒サングラスを身に着けた、坊主頭のガイモンが立っている。まるで……スパイのような。いや、SPかな?
「優秀なシェフですので、十数分もしないうちに美味しい料理はできあがると思いますよ」
「あぁ、ありがとう」
秋乃が答えると、小春ちゃんは穏やかに笑う。春が来たような、という言葉がよく合いそうだ。
さっきは下品だのなんだね言っていたけど、こういう笑い方もできるじゃないか。何より家に入ってから着替えた、青を基盤ドレスがさらに上品さを醸し出している。
こんな丁寧なもてなしとはさすが。目の前には、ナイフとフォークが光っている。見ているだけでよだれが……。
……! もうすぐ三時。
「すみませんガイモンさん、今何時ですか?」
「あ、今ですか? ええと……二時五十七分です」
オーケー、間に合った。俺は持っていたビニール袋から、プッチンプリンを取り出す。
「さっきはそちらを買いに行かれたのですね。翔さんはプリンお好きなのですか? 良ろしければお出ししますよ」
プッチンプリンのスタンバイが終わると同時に、小春ちゃんに聞かれた。
「それなら大丈夫。プッチンプリンは俺を裏切らないから」
「……え?」
小春ちゃんは間の抜けた声を上げた。ついでにガイモンもこちらを見ている。サングラスをかけているから、表情は伺い知れないけど。
……そんなに変なことを言ったのか?
「あ、ガイモンさん。小皿を一つ貰えませんか?」
「はい」
ガイモンは返事を一つする。三秒で小皿がやってきた。
早いな……。一家に一台ガイモンがあると便利そうだ。
俺は早速プリンを皿の上にプッチンする。
「二人とも。翔とプリンに関しては理解をできる範囲に無いと思うぞ」
秋乃は呆れたようにため息をつくと、何かあわれなものでも見るような視線を向けてきた。
できればやめて欲しいが、まぁ仕方ない。俺はプリンを口に運んだ。
一口、また一口と、口に運んでいく。プリンのカケラが大きくもなく小さくもないのは、長年かけて編み出した技ってところか。
ついにプリンはなくなった。
プリン食べている間の俺の心はここにはない。そんなものだから、他の三人の会話もさっぱり分からなかった。
食べ終わったあとの状況として、秋乃が『博多産、塩使用! 塩昆布』と書かれたビニール袋を持っていた。
ガイモンか誰かに貰ったのかな。もしそうなら、相当なレア物なのか。
それにしても……なんて幸せそうな。秋乃の目は都会のネオンのよりも輝いている。
少しぼやけた意識で秋乃を見ていると、雑談をしていたらしい小春ちゃんとガイモンが、プリンを食べ終えた俺に気づいた。
ガイモンがゴミごと引き取ると言ってくれたので、それにはお言葉に甘えることにした。
「見ろよ翔、これを見ろよ! 博多限定だぞ!」
向かいでは、相変わらず秋乃がわめいている。
?無視するか?、さすがにやめておこう。っていうか、秋乃は博多が何なのかすら知らないんだろうな。
「それは美味しそうだね」
作文を読み上げる小学生のような棒読みで答えた。
興奮する秋乃から目を離したとき、不意にドアが開く音が聞こえた。
「料理が出来上がりました」
白い服に白く細長い帽子を被った、自分シェフですよ的なオーラをばんばん出した男が入っていた。銀色のワゴンは二段構造になっていて、合わせて四つの料理が置いてある。銀のふたがしてあって、中身が分からない。
「これはまた、随分と早かったわね」
「大丈夫です。手を抜いてはおりませんから」
「それくらい分かっていますよ」
小春ちゃんシェフに笑いかける。このシェフ、速くて旨いが売りらしい。それにしてもこんなにはやいのか。本当に手を抜いてないのか?
「皆さん、どうぞお召し上がりください。ガイモンさんもどうぞ」
料理がそれぞれの前に置かれる。ついでに俺の隣にも。これはガイモンの分らしい。
……なるほど、だから四つか。
「これは……。どうもすみません」
「いえいえ。本日はまた、お疲れさまでした」
軽く頭をさげ合う二人。どことなく貴族的な雰囲気を感じるのは、二人が住む家柄からだろうか。
ガイモンが俺の隣に座るとシェフは料理を並べ始めた。
すべてが並び終わると、ついに料理が顔を出す。
瞬間俺は息を呑んだ。
こうばしい香りが鼻を通り抜けてくる。
大きな白いお皿の上にはハンバーグが、もう一つの小さなお皿には野菜のスープが入っている。ほわほわと白い湯気がたって、光に反射してキラキラとしている。
「こちら、和風ンハンバーグと季節野菜のスープとなります。まだお昼時ですので、あっさりと仕上げさせて頂きました」
シェフの説明も聞こえなかったくらいに、俺の意識は料理に集中していた。なんとも言えないこうばしい香り。光を受けて輝くソース。見た目に香りと、俺の今までの人生で最高級。
「どうぞ、召し上がってください」
名も知らぬシェフは、そう言って部屋の隅に行ってしまった。気づくと、スプーンとフォークに加えてナイフが手元に置かれていた。
食べても……いいんだよな?
恐る恐る、スプーンに手を伸ばす。
それを手に持って、まだ湯気のたっているスープをすくって、一口。
「――ッ!!」
なんだ、なんなんだこれは! 旨い、旨すぎる!
口のなかに広がる良い香り。かむたびに汁が飛び出してくるような野菜達。名前も知らない材料達のすべてがぐっと迫ってくる。無駄のない、けれども贅沢な味。
手が止まらない。口が止まらない。体がぽかぽかとする。
「旨い……」
口が勝手に動いた。
ふと見ると、スープはもう残っていない。残っているのは、和風ハンバーグ。
それにしても、なんて美味しいスープだったんだ。無くなってしまったのがもったいなすぎるくらいに。
そう思いながらスプーンを置いて、ナイフとフォークに持ち替える。 ……あれ? ナイフってどっちの手で持つんだっけ?
右手左手と何度か持ち替えて、結局右手に収まった。右利きの俺だったけど、ナイフよりフォークの方がしっくりくる。
震えるナイフでハンバーグを切り分け、フォークを使って口まで運ぶ。
そして一口……
「――ッ!!」
スープだけじゃない、ハンバーグまでもが絶品じゃないか! 何から何まで美味しい。いいのかこんなに美味しくて!
世の中捨てたもんじゃないよ。貧乏でもいいことあるって。……本気でそう思えた。
ほっぺたの代わりに涙がこぼれ落ちた。
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白いエプロンに白い帽子で色白のシェフは、俺達全員分の皿をワゴンに乗せるとこの部屋から出ていった。
いやぁ、おいしかった。舌から胃の中まで大満足だ。
それぞれが何を考えているのかはわからないけど、誰も何も喋らなかったから、必然的に部屋が静かになる。
全員が少し落ち着いたのを感じたのだろうか。小春ちゃんは一度椅子に座り直して背筋を伸ばすと、長らく逸れていた本題に入った。
「すみません。さっきお話しをしました、わたしの愛犬のランについてなのですが、あの……」
少し遠慮がちにに話していることがなんとなく伝わってくる。聞き辛い事なのかな。別にそんなことじゃないのに。
「いいよいいよ、気にしないでよ。俺達に任しときな」
「おい翔、決定権は私のものだぞ。まぁ、断るつもりはないが」
秋乃はゆっくりと立ち上がり、小春ちゃんに視線を向ける。
「遠慮することはない。そんなのはおやすいご用だ。……そうだな、まず私はどこへ行けばいいのだ?」
「えっ……あ、はいっ! ありがとうございます!」
驚きと喜びの混ざった表情をして、急いで秋乃におじぎをする。しかも今まで座っていた小春ちゃんがいきなり立ったものだから、椅子は後ろに倒れ、その音に小春ちゃん自身が一番驚いていた。
秋乃の質問に答えられていないことには気づく様子もない。
面白くて微笑ましい光景。今の小春ちゃんは俺がこれまでに見たどんな小春ちゃんより、間違いなく可愛かった。
横のガイモンを見ると、父親が娘の成長を喜ぶかのような微笑みを浮かべていた。
俺もこんな顔をしてるのかな。……いや、勝てるわけないか。
小春ちゃんがあたふたしているのを見ていたガイモンは一瞬ハッとした表情になって、それから無駄のない動きで小春ちゃんの近くに移動した。素早く椅子をもとに戻して小春ちゃんを落ち着かせる。
なんとなめらかな動作。さすがSPだ。……じゃなくて執事だったのかな? もしかしたら使用人かも。
……なんでもいいか。
「じゃあ、そろそろ行こうか?」
「あ、はい。……すみません」
小春ちゃんは顔を真っ赤にして、
「お見苦しい所を見せてしまって、すみません」
と、小さく頭を下げた。恥ずかしさからか、そのまま下を向いてしまった。俺より頭一つ分小さいから、その表情は分からなかった。深呼吸をするのが聞こえる。
「――さぁ、早く行きましょうか。少し遠いですが、どうかよろしくお願いします」
小春ちゃんは吹っ切れたように顔を上げて歩き出した。この場所から逃げているようにも……見えなくもないかな。
この部屋の出口までは、まあまあ遠い。多分この無駄に長いテーブルのせいだろうな。小春ちゃんの背中を見ながら歩く。
歩きながら、俺はこれからの構図を描いていた。
犬のいる部屋に着いて、秋乃が犬を治して、帰る時には車で送って貰えるかな? そういえば、今日の晩飯はどうする?
金欠の事実に気づいてむなしくなる。まぁ、今日のこれからといったらこれくらいかな。
と、そんなこと思った――無駄に長いテーブルの、その半分くらいまで歩いてきた時だ。
ドンッ、という乱暴な音と共に部屋の扉が開いた。全員の視線が集まる中、そこから一人の男が現れた。俺達の歩みが止まる。
「小春、ガイモン!」
男はスーツ姿に青いネクタイ、短髪にあごひげをはやしている
「お父様!」「城野様!」
二人の声が重なった。
男は小春ちゃんとガイモンの後ろの俺達を、ふと気づいたように見た。
「……客か。すまないが、今は空気になっていてくれないかな」
「むぅ、難しいことを言うなぁ。空気になるなんて、人間には無理だろう」
そういう意味じゃないって!
秋乃を知らない人間には、皮肉にしか聞こえない。秋乃の言葉に男は少しムッとしたけど、短く息を吐くと小春ちゃんとガイモンの二人を睨んだ。
「お父様、何かあったのですか?」
「心配するな。お前には関係ない。用があるのは……」
視線を一点に固定して。
「お前だガイモン」
部屋の扉から、ガイモンと同じで黒一色の、屈強そうな男が数人入ってきた。
「わ、私ですか?」
いきなりの指名。ガイモンは少し取り乱したものの、すぐに落ち着いた。
「はい。なんでしょうか」
「一つだけ、伝えに来た」
男はいたって落ち着いた様子で、しかしガイモンをしっかりととらえて。
「今日をもって、この家から出ていってもらう。」
確かにそう言った。
部屋が、嫌なくらい静まり返る。しばしの静粛をはさんで、
「……どういう……ことですか?」
初めて口を開いたのは、ガイモンではなく小春ちゃんだった。
「聞いての通りだろう? それくらい自分で考えな――」
「なんでガイモンが辞めさせなきゃいけないのって聞いてるの!」
後ろからでは表情は伺い知れないけど、その怒気だけは確かだった。
「ほら見ろ。その口の悪さ、態度の悪さ、挙げ句の果てには虫なんかの名前を連呼しているそうじゃないか。お前をそうさせたのはどこの誰だ? そこにいる男じゃないか」
ガイモンはウッと息を詰まらせる。男は続ける。
「お前はもっと高貴であるべきだ。そのためにソイツは必要ない。邪魔なんだ。二度と関わり合うな」
ガイモンはこぶしを握りしめて下を向く。
ちょっと待てよ。そんなのおかしいだろ。
小春ちゃんに高貴を望むのはお前のエゴだろうが!
そう思って、実際に言ってやろうとしたけど、俺の前に秋乃が口を開いた。
「聞いていればなんと酷い話だ。一緒にいて楽しいから一緒にいる。面白いから一緒にいるだけの何が悪いのだ!」
まったく、その通りだ。しかし男は耳を貸そうともしない。
「客人は黙っていて欲しい。君たち庶民の子供には何も分からないだろう」
「ハッ、しるわきゃねーだろ。金持ちはもっと税金払え」
流れに身を任せて言ってしまった。男の顔に青筋が浮かぶ。
「……まぁいい。とにかく、ガイモン。お前にはこの家から出ていってもらう」
「納得できません!」
ガイモンはしっかりと顔を上げて、男を見据えていた。
「私は出ていきません。お嬢様を置いてなど、もってのほかです!」
「知ったことか。嫌だと言うのなら、力ずくでも出ていってもらう」
男の後ろで控えていた数人の黒ずくめの男達が前に出る。まるで壁のようだ。
「手足の骨ぐらい折ってしまっても構わない。さっさと放り出せ」
『はい』
黒ずくめの男達の返事は、気味の悪いくらいに揃っていた。
「はぁ? 骨折ってもいいって、お前正気かよ?」
「いたって正気さ。ところで、君達も同じだよ。知っているか? 他人の家に勝手に入り込んだ人間は、骨を折られても文句はいえないそうだが……」
「なっ!」
全身に寒気がした。
ようするに俺達もガイモンと一緒にやられると。住居なんたら罪くらい、この男ならでっち上げちまいそうだな。
骨は……さすがにキツいかもしれない。
「城野様、もう一度お願い申し上げますが……どうにかここに残してもらえないでしょうか?」
「何度言えば分かる。お前は邪魔だ、毒だ、この家には必要ないんだ」
「お父様! もうやめて下さい! どうしてそこまでするんですか!」
こぶしを握りしめるガイモンの横で、小春ちゃんが叫ぶ。
「すぐに分かるようになるさ。もういい。早く連れ出せ」
黒ずくめの男達がこちらに歩き出した。
「お父様!」
……もう聞き入れてはくれなさそうだ。小春ちゃんの言葉に耳を貸そうとはしない。
……逃げなきゃいけないか。クソッ、逃げ道がない!
……いや、ある!
「逃げるぞ! みんなテーブルクロスの下にもぐれ! それから秋乃、頼む」
「おうし、出番か」
俺と秋乃がテーブルクロスの下に潜り込み、あとの二人も続く。長い机の下の暗がりが、秋乃の青白い光でく照らされる。
「さっきの空き地らへんがいいと思う」
「あぁ、任せておけ」
俺達の体が、光に包まれる。ここまできたら、もう逃げきれただろう。
あの空き地に四人で瞬間移動するイメージが浮かぶ。
しかし、そんなイメージはすぐに消し飛ぶこととなった。
「キャ!」
「あっ!」
テーブルクロスがめくられ、部屋の光と大きなが入ってくる。そして小春ちゃんのドレスを掴んで連れ去った。
「お嬢様!」
叫んで手を伸ばすガイモン。
あと少し。ガイモンが小春ちゃんを掴み返そうとする。しかし、その手はむなしく空を切った……
「あ……」
ガイモンのぬけた声が小さく響く。
俺はしばらく呆然と座り尽くしていて、それからふと周りを見渡してみる。
「……家?」
周りに見えたのは空き地ではなく、住宅街。
……そうか。空き地じゃない。秋乃が燃えた家を元に戻したんだっけ。
「お嬢様……」
ガイモンはそうつぶやき、どこか遠い場所を眺める。
俺と秋乃は立ち上がったが、ガイモンはしばらく動かなかった。
このあと二人でガイモンを立ち上がらせ、とりあえず秋乃の家へと連れて行くことにした。
もう一度考えてみた。今日、あの空き地で何が起こったのか。
俺達は少女とその使いと戦った。そして少女とその使いの絆は引き裂かれ、もとの場所に戻ってきた。
しかし、彼らを運んできた車も、戦った空き地も無くなった。
それは今日、その時が、何もかもが無くなってしまったかのようだった。
お読み頂き、ありがとうございます。
最近小説の内容を振り返って思ったのですが、序盤が説明てきな文章になっているとおもいました。
よって、ぷろろーぐから四話までを大幅修正、改稿をしたいと思います。
相変わらず感想0、評価0の小説ですが、少しでも良くなるように頑張ります。というか、ここまで読んでくださる方がこの世界にいるのでしょうか? ……改稿しても何も変わらなければ、どうしましょう。
と、いうことで、なにかありましたらビシビシ御願いします