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彼女を寝取られた俺が幸せになる、その日  作者:
第一章 ありえないんだが。

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14/16

14、好き好き好き


湊が俺の家に帰って来た。

そんな湊の顔は浮かれているとかでは無いが。

比較的に安定的な顔をしていた。

何故は分からないが比較的、安定している。

先程の電話の際とは異なる印象を受ける。


「十色お兄ちゃん」

「ああ。どうした?」

「先程はすいませんでした」

「ああ。あれか。気にすんな」

「私はもう大丈夫です」


俺はその言葉に湊をジッと見る。

それから目線を逸らしてから返事をした。


「そうか」

「...私は愚かでした。復讐だけに目が行ってしまい。何も考えられなかった」

「...確かにな。お前、さっきより精神が安定している気がする」

「ですかね?あはは」

「豊島と何かあったのか」

「...何も無いです。だけど色々と学べた気がします。本当に色々と。普通よりかは学べています」

「そうなんだな」

「はい。復讐という形より話し合いの形を取る事にしました。でも十色お兄ちゃんは出席は必要無いです。あくまで豊島さんがついてますから」


そう話しながら湊は笑顔になる。

俺はその姿を見ながら、先程とはえらい違いだな、と考えながら湊を見る。

湊は俺に寄り添って来た。

それから笑みを浮かべてから手を握ってくる。


「十色お兄ちゃん。私ね」

「あ、ああ」

「...やっぱり十色お兄ちゃんが好き、だから」

「お、おう」

「それを考えると私は...」


俺に寄り添いながら手を摩ってくる湊。

俺は赤面してしまった。

それから湊に触られた手を疼かせる。

な、何かむず痒い。


「お、おい。湊。何だかむず痒い」

「だろうね。私、それを狙っているし」

「あ、あと顔が近い」

「これは近付けているんだよ。わざとね。好きな人だしね」


女子高生と社会人。

は、犯罪臭しかしない。

これはマズイ様な気しかしない!

俺はそう考えながら湊から手を引こうとした。

すると湊は寄り添うのを止める。


その代わりに俺を押し倒した。

それから俺を見下ろす湊。

時計の針の音が大きく聴こえる。

身動きがとれない。

どうしたら良い。


「おい馬鹿、湊!ふざけた真似をすんな!」

「ふざけた真似?十色お兄ちゃん。私はふざけてないし本気だよ。何なら今日が記念日になっても良いしね」

「き、記念日?!」

「うん。記念日。大切な大切な記念日」


俺は大慌てになる。

それからバタバタと暴れる。

すると湊は俺の手を押さえ込んできた。

そして自らの唇に人差し指を添える。


「十色お兄ちゃん。興奮しないの?私に」

「そりゃお前はび、美少女だし!こ、興奮はするが!お、お前な!まだお前は子供なんだぞ!」

「18歳って成人だよ。十色お兄ちゃん。私はそう思う。私はあくまで大人になったから何をしても良いんだよね。何なら精子と卵子は早く結合した方が良いんだよ?」


俺を押し倒したままそう話す湊。

見下ろしながらニコッとする。

それからあろう事か俺の首筋の汗を舐めた。

そしてまた艶のある笑顔になる。


「えへへ。しょっぱい」

「止めろ...ぐぅ!」

「えへへ...」


まさか社畜の俺がこうして女子に押し倒される日が来るとは思わなかったが!

それが湊とかヤバいって!

あ、あくまで俺の見ていたクソガキだぞ!

こ、こんなのは絶対にマズイ!


「湊!お、お前な!」

「大体、吊り橋効果だよね。男と女が2人一緒なんて」

「た、確かにな!」

「だから十色お兄ちゃん。逃げられないよ」


マジに獣を狩る目をしている。

湊自身が、だ。

どうしたら良いか分からない。

俺はそう思いながら目を強く閉じた。

その時だがピンポーンとインターフォンが鳴ってしまった。

助かったと思う。

ノックと聴こえた。


「あれ?居ないかな」


この声的に豊島だ。

俺はホッとしながら豊島を迎える。

玄関を開けると豊島が?を浮かべている。

何をしていたの?的な顔だ。

適当に言い繕う。


「何でも無い。で、お前は何をしに来たんだ」

「私ですか?私は先輩に会いたくて来たんです。...何をしていたんですか?服装も乱れていますし」

「特に何でも無い。だが1つだけ言うと助かった。お前のお陰でな」

「?」


訝しげな目をする豊島。

それから室内を見る。

ちっ、という感じで湊が居た。

豊島はジト目をするが。

数秒後に首を振った。


「分かりました。詮索はこれ以上はしません」

「あ、ああ。そうしてくれ」

「まあでも。あくまで。卑猥な事をしてませんよね?」

「な、無い」

「ですか。ふむ。それから分かりました」


何だか腑に落ちない顔だが。

俺は無理矢理、納得させながら先程の案件を打ち消していた。

豊島にバレたらマジに殺される。

多分。


『相手は女子高生ですよ。いくら何でも限度があるでしょう』


鬼の様な鋭い瞳が思い浮かぶ。

それを考えながら冷や汗を流した。

逃れなかった俺も今回は悪い。

そう考えながら俺は溜息を吐いた。

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