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87話 常識

「そんなこと言われてもなぁ……。そもそもユーリだって、俺と似たようなものじゃないか」


「我はいいじゃろう。欲しいものがあれば、自然から手に入れればいいだけじゃし」


 ユーリは世界樹の精霊だ。

 今は俺と行動を共にしているが、元々の住み処は森である。

 大概のものは、魔法かスキルでどうにでもできるんだったか?


「うぅ……、私の常識が壊されていく気がします……」


 アイシアが恨めしそうに見つめてくる。


「わ、悪かったよ。それで、どうして報奨金が出なくなる可能性があるんだ?」


「出ないというわけじゃありませんが……。冒険者がギルドからお金を得るパターンは、大きく3つに分けられます」


「3つ?」


「まずは、依頼を完遂したことによる依頼達成金。次に、危険な魔物を討伐したことに対する報奨金。最後に、魔石や魔物の素材を納めることによる買取金です」


「なるほど……」


 今まであんまり意識していなかったが、そういう仕組みになっていたのか。


「依頼達成金はおそらく満額出るでしょう。ただし、元々の依頼はただの調査ですので、5人で割れば大したお金にはなりません」

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