表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

67/94

67話 桜とエリス

「秘剣・五月雨突き!!」


 桜がいきなり大技を放った。

 コボルトの群れの中心に向けて突進していく。


「ちょっ!? いきなり突撃かよ!?」


 俺が驚いていると、


「大丈夫ですよ」


 という声とともに、エリスが雷魔法を放つ。


「サンダーアロー!」


 電気を帯びた矢が、桜を援護するかのように飛んでいく。


「さすが、Cランクになった方の実力は安定していますね」


 アイシアが微笑みを浮かべて見守っている。

 そんな彼女はBランク冒険者だ。

 コボルトの脅威度やCランク冒険者の平均レベルについて、それなりに詳しいのだろう。

 不正なくCランクになる実力があれば、コボルトぐらいに手間取ることはないということか。


「グギャアアッ!」


「グガッ!」


「グギィッ!」


 コボルトたちは一瞬にして全滅してしまった。

 桜の剣術に、エリスの雷魔法。

 なかなかの手際のよさだ。


「おお! すごいじゃないか」


「ふむ。褒め言葉、有り難く受け取っておくでござる」


「わたくしの得意魔法は雷です。コボルトは魔法抵抗力が弱い魔物ですので、わたくしたちなら何の問題もない相手ですわ」


「なるほどなぁ」


 俺は納得の声を上げた。

 こうして、俺たちは森を進んでいったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ