39/94
３９話 どこに安心できる要素がある！！
グリズリーとガンツが、俺の尻の穴を治療してくれている。
こいつらは純粋な厚意でやってくれていたようだが、俺が下手に喜んだため刺激してしまったようだ。
「うおおおおっ！！」
グリズリーが変な声を出しながら俺の乳首を口に含む。
……って、おい！
「おまっ！ やめんか馬鹿野郎！！ そこまでは許していない！！」
俺は思わず、グリズリーの頭を叩いた。
「あ、姉御ォッ！ これは俺様のご奉仕の心です！！」
「そうですぜっ！ 俺たちの誠意を受け取ってくだせえっ！」
「ああん！ ダメだってばぁ！！」
……って、なんで俺はこんな声を出しているんだ！？
くそ！！
こんな変態共に！
「と、とにかくどいてくれ！」
俺はそう言う。
グリズリーの手で尻を広げられた体勢から、一刻も早く脱出したい。
「いえ！ まだですぜ、姉御ォッ！」
「治療は終わりですが、姉御はまだまだご満足いただけていないご様子……！ ここは俺たちにお任せを！！」
グリズリーとガンツがそう言った。
「……は？」
俺は呆気に取られる。
「……何言ってんだお前ら？ い、一体何をする気なんだ！！」
俺は顔を引きつらせながら問う。
「大丈夫でさあ、姉御！」
「安心してください！」
グリズリーとガンツが自信満々に答える。
「どこに安心できる要素がある！！」
俺はツッコミを入れる。
「ではいきやすぜ！」
「覚悟はいいですか姉御！」
「待て待て！ 全然良くない！！」
「問答無用でさあっ！ いくぜ、兄弟！」
「おうともよっ！」
……そんな感じで、俺はグリズリーとガンツに蹂躙されたのだった。
いやまあ、こいつらも善意と好意が暴走しているだけで、悪気はなかったのだろうけどな……。
