32話 まさかこんな辱めを受けるとは
ユーリや少女たちと夜の運動会を楽しんでいるところだ。
俺が主体となって楽しむつもりだったが、猫耳装備を脱がされ劣勢に立たされている。
「なんじゃ? カエデよ。物欲しそうな目をしおって」
「そんな目はしてねえって! 俺は攻めるよりも攻める方が……」
俺はユーリにそう抗議する。
「ええっ!? そうなんですか?」
「強引にしちゃって、悪かったかな……。町の恩人なのに……」
少女たちがそう呟く。
「そうだ。君たちはユーリに騙されているんだ」
俺はそう言う。
しかし……。
「カエデの言うことは気にせずともよい。嫌がっているフリをしているところを攻められるのが好きなのじゃ」
「そうなんですか?」
「ああ。どれ、百聞は一見にしかずじゃ」
ユーリが俺の足を掴む。
何をする気だ?
まさか……。
「や、やめ……」
「見てみよ。カエデのここを」
ガバッ!
ユーリの手により、俺は大開脚をさせられてしまった。
少女たちの視線が俺の股間に突き刺さる。
「わあ……」
「すごい……」
少女が口々にそう言う。
「うう……。恥ずかしくて死にたい」
俺は顔を真っ赤にしてそう言った。
せっかく町を救ったのに、まさかこんな辱めを受けるとは。
「では、遠慮なくいきます!」
「ちょっ!?」
俺は思わず声を出してしまう。
こうして俺は、辱められたのだった。