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戦うゴブリン
「■■■■■■■■!■■■!■■■■■■■!!」
ニンゲンどもが何か叫んでいる。
ニンゲンどもが剣を構え、こちらに斬りかかってくる!
初代ゴブリンの腕に深く刺さるが斬り落とされるほどではない。
剣が深く刺さることで抜けなくなった。ニンゲンは剣を手放し後退していく。
後方から矢が飛んできて肩にささるが致命傷ではない!大きく吠える。
ホブゴブリン達が、逃げるニンゲン共を追う。
洞窟から抜けると散り散りに逃げてゆく。どれを追いかけるか迷う。諦めた。
ワレワレはカミサマを守ったのだ!
刺さったままの剣を引き抜いた。これはワタシが使うのだ。血濡れの剣をかざして嗤った。
さらに5日後、初代と仔のメスゴブリン5匹がそれぞれ7匹前後の仔を産み35匹増えた。
計41匹の群れとなり、
ちょうどその頃初代がゴブリンキングに進化した。
通訳「ゴブリンがいるぞ!でかい!ホブゴブリンだ!!」
ゴブリンキングです。メスだけどキング。