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商人娘ちゃん、孵化したミミックを見守る
息をのみ、お母さんと一緒にヒビの入った卵を観察する。
ヒビは広がっていき、卵上部を丸く一周する。
卵の上部が硬貨ほど切り取られ、蓋のようにゆっくり開いてゆく!
そして中の、何かと目が合った気がする!
蓋はゆっくり閉じていく!
…ええー?
蓋のしっかり閉まってしまった卵を見る。
お母さんを見る。目が合う。
再び卵を見る。閉じてる。
今の、ミミック、よね???
産まれちゃった!
ええっ!お世話!?なにすればいいの!?
何食べるの!??
お母さんに聞く!
首を横に振られた。知らないらしい。そうよね。
護衛の方々に聞く!
護衛の方々から殺意があふれる!!
ダメよ!!
ワタシのミミックちゃんなんだから!
割れた卵を庇うように立つ。
護衛の方々と相談して、
何かあっても責任は取らせない。何かあったら討伐対象と見なす。
ということで話が付いたわ。お母さん、ありがとう。
護衛の方の知り合いの魔物使いに聞いても、ミミックをテイムした記録はなく、
何を食べるのかすらわかっていないらしい。
困ったわ。
とりあえずワタシのご飯をあげてみましょう。食べるかしら?




