VSホブゴブリンの群れ1
「気づかれているわ!」
気づかれた以上、小声で気配を殺す意味はない。
奥から叫び声や激しい足音が聞こえる!
「全力で行くぞ!」
事前打ち合わせ通り、オレを中心に前衛3人元冒険者を挟んだ後衛3人の陣形を取る。
姿がはっきり見える。でかい!間違いない。ホブゴブリンだ。
5匹のホブゴブリンが横一列に並び迫ってくる。その奥にもホブゴブリンの姿が見える!
一体何匹いるんだ!?しかも陣形を組んでいる!!?
本能が警報を鳴らす。ヤバイ。
「撤退戦!」
即決だ。なにせ敵の総数すらわからない。
後衛は入り口を向き挟み撃ちに警戒しながら戻る。
前衛はホブゴブリンと討ち合いながら後退する。
隙を見せたホブゴブリンを斬り捨てる。
深手を負わせたホブゴブリンは後退し、抜けた穴にはさらに後衛が入り戦線を維持してくる。
うまく首を刎ねて倒せば踏み越えて後衛が詰めてくる。
ヤバイ。
経験が無いが、軍隊を相手にしている気になってくる。
くそっ。何匹倒した?5匹?10匹?
恐らく10匹を超えるホブゴブリンを倒したころ、
ホブゴブリン軍団の後衛に、倍以上でかく、剣を持ったゴブリンが見えた。
見えてしまった。
あれは…ゴブリンキング…?
やるか?逃げるか?迷う。
オレはリーダーだ。即決せねば。




