ゴブリン討伐へ出発
「みんな、準備はいいね?」
翌日早朝パーティーハウスで皆に問う。
それぞれが討伐に必要な装備、一泊できる準備、保存食などを背負う。
「ゴブリン討伐なんて久しぶりだねぇ」
オレ達は何度かゴブリンの群れ討伐をしている。
「あいつら、1匹みたら100匹いると思え、っていうしねー」
とりとめもなく話しながら進む。
ゴブリンの住みついたと言われる場所の方へ向かうので念の為周りを警戒していたが、
途中で何に遭遇するでもなく、昼過ぎには目的の村に到着した。
そしてその足で直接村長宅へ向かった。
村長宅には村長の他、ケガをした男性がいた。
「みなさんが、依頼を受けて頂けました冒険者の方々ですか。ありがとうございます。
もし昼食がまだでしたら、準備をさせていただきますがどうですか?」
「いえ、お気遣いなく。早速状況の説明を頂ければ」
これから戦闘予定で、初めての村で初対面の相手の準備する食事を摂り、腹でも壊したら笑えない。
言わないけど。
「この村に住む元冒険者である彼がゴブリンを見かけたのが十日前」
紹介された彼が会釈をする。
十日前、か。
「それから村の重役を集め、相談した。
ギルドへ依頼するという彼の意見が採用され、
資金を集め、娘に街のギルドへ遣いを出したのが昨日。
早急に来てくださった皆様には感謝を申し上げる」
「ホブゴブリン、でしたよね?見かけてから十日以上経っているということですね?」
「ああ。剣が通じなかった。ただのゴブリンじゃないと思う」
元冒険者が口を開く。
「ゴブリンは何匹も斬り倒してきたんだ。
低ランクで引退したとはいえ、ゴブリンに後れを取るとは情けない…」
悔しそうに呟いた。
「ではこれからすぐに討伐へ向かいます。案内はお願いできますか?」
「任せてくれ。私も討伐に参加した方がいいだろうか」
「助かる。ゴブリン相手ならこちらの頭数が多い方が楽だからな。
リーダーはオレなんだが、オレの指示に従ってもらえるか?
無茶を言うつもりはない」
こうして臨時に1名加えたオレ達は、ゴブリンの住みついたと言われる洞窟へ向かった。
会話が多いと文字数が増えて読みにくくなりますね。
どの台詞が誰の台詞か、あまり考えなくていいです。
名前のない脇役たちなので。
あとで命名するかもしれませんが。




