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君は知ってる? 僕、結婚してるよ!

作者: 七瀬
掲載日:2021/11/21








僕は、今まで女性ひとにモテる人生を送った事がない。

そう、女性にモテる時期を“モテ期”という。

僕には、このモテ期が一度も来ることがなく僕の人生を終える

ものだと思っていたのだが、、、。




・・・そんな僕にも32歳の時に、運命の女性ひとと出会い

結婚する事になった。

まだ、彼女と結婚して1年目で毎日ラブラブの生活を送っている。

だが、何故なのか? 今まで女性ひとにモテた事のない僕が

結婚したとたん、急に女性ひとにモテだしたのだ!

理由は、僕にも分からない。

結婚した彼女に素直にその話をしたら? 彼女から意外な答えを

僕はもらった。



『急に巳央君がモテだしたのは? “私と結婚したか? もしくは

余裕ができたからじゃないのかな?”』

『まあ~ナミカは、“あげまんだと思うけど? 余裕って何なの?”』

『結婚して、男として落ち着いたって事よ!』

『ふーん、そういうモノなのかな?』

『女性は敏感だから、無意識に分かるんじゃないのかな?』

『・・・そうなんだ。』

『そうよ!』





・・・僕は35年間、一度もモテた事がなかったのに急にモテ始めて

凄く困惑している。

同じ会社の事務の女の子や同じ営業で頑張っている女性社員、毎週行く

僕とジムが一緒の女の人や今まで女友達として見ていた女性まで。

何でなのか? 一気に僕はモテだした。

先ず僕を誘ってきたのは? 事務の女の子だった。

歳は僕よりも一回りぐらい違う22歳の女の子から二人で飲みに誘われる。



『赤坂さん、話聞いてくださいよ! 今日、仕事が終わったら空いてますか?』

『・・・空いてるけど、話なら今聞くよ。』

『飲まないと、やってられないです!』

『・・・あぁ、ううん。』

『じゃあー決まりですね!』

『・・・ううん、』

『仕事が終わったら、下で待ってますから!』

『・・・あぁ!』





僕は奥さんに電話して、正直に事務の女の子と飲みに行く事を

伝えると? 僕の奥さんは、怒る事なくただ一言こう言った。

『いってらっしゃい! ご飯は用意しないからね! しっかりと

食べてきて!』

『うん! ごめんね、できるだけ早く帰るから!』

『うん。』





僕の奥さんは、よくできた女房だ!

取り乱すことなく、怒る訳でもなく、僕が女の子と飲みに行って

いいと言ってくれた。

まだ、新婚だし! できるだけ早く、家に帰れるようにしようと

僕も心に誓う!





・・・でも? お酒が入った事務の女の子は、僕を素直に家に

返してくれない! それどころか、僕にお酒をすすめてくるんだ。



『もう帰ろうよ~』

『まだ、ダメです! わたしの話を聞いてください!』

『ずっと聞いてるよ』

『そうやって、直ぐに家に帰りたがるのは何でですか?』

『えぇ!? “君は知ってる? 僕、結婚してるよ!”』

『えぇ!? 嘘でしょ? 奥さん心配してるんじゃないですか?』

『そうだね! だから帰ろう!』

『・・・あぁ、はい!』






まさかな!? 事務の女の子は、僕が結婚しる事を知らなかった。

素直にそう言えば、彼女は“奥さんが心配するから直ぐ帰りましょう”

と言ってくれた。

何でも、正直に相手に伝える事はいいことなんだと思った。




そして、僕は女性ひとと二人でご飯に誘われても。

必ず僕は、こう言うようにしていた。



【君は知ってる? 僕、結婚してるよ!】

この言葉を言うと? たいがいの女性は家に帰りましょうと言って

くれるようになった。

それに、僕に奥さんが居ると分かると? 普通は次は誘って来ない

と思っていたが、不思議とまた誘ってくれる。

それに、新しく僕と飲みに行きたいという女の子まで増えた。

やっぱり僕は、“モテ期”なのだろう。

女性ひとにモテるのは嬉しいけど、やっぱり僕は奥さんが一番だ!

彼女を悲しませない程度に、モテるのが一番いいのかもしれないな。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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