先輩からの下校
僕が校門から出ると先輩が走ってきて、僕に追いついた
「ハァ、ひ、酷いよ!なんで置いてくのさ!」
「いや、だって……」
流石にあの空気に耐えられる程強くないんで……流石先輩達のクラスだなぁ……
「す、すいません……」
「フッ神楽坂お姉さんが許してしんぜよう!」
「……」
僕はそれを無視して、前に向き直って歩いた
「うぅ、そろそろ泣くよ?」
「本当に泣けるんですか?」
「な、泣けるし!うえぇん〜」
泣き真似、出来てないし……先輩と話すと面白いな〜
「あ!そうだそうだ!」
すると、先輩は泣き真似をやめ、僕の方へ勢いよく向いた
「今度の土曜日に呼ばれちゃったから、その日は集まれないと思うんだよ」
呼ばれちゃったからって誰にだろう?
「誰に呼ばれたんですか?」
「え?レクリールさんから〜」
だ、誰だっけ?……えっと、忘れた!
「そのレクリールさんって誰でしたっけ?」
「やっぱり忘れてた〜!ほら、無敗の六傑と同じ強さの!」
……えっと……
僕は過去を振り返ってみた
「あ!イベント中に言ってたやつですか?」
「そそそ、そのプレイヤーに呼ばれちゃったから、行ってくるね〜」
「あ、分かりました、全員に言っときますね」
「よろしくね」
僕らはその後、話をしながら帰っていった
その頃、ゲーム内のカフェの一角では、一人のプレイヤーが独り言を呟いていた
「さて、そろそろかな、フフフ……」
その声は誰にも聞かれなかった
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