電話からの約束の時間
僕は家で、宿題をしながら今日の事を考えていた。
うーん、信介にパーティーの事伝え忘れた……
僕はあの後信介のところに戻ったが、ちょうど授業が始まってしまい、そのままずっと伝えることができなかった
どうしよっかな~……信介、電話に出るかな?
僕は机に置いてあるスマホを取り、信介に電話をかけた
『もしもし~』
お!出た出た
「もしもし~信介ってさ、GSOでもうパーティー組んじゃった?」
『いや、まだだけど何でだ?』
その後、信介に今日の琴梨さんの事やパーティーの事を話した
『なに!あの琴梨さんとパーティーを組むだと!』
「嫌だった?」
それだったら、しょうがないけど……
『嫌なものか!よし、俺もログインするぞ!そんじゃ、また後でな~』
そう言って、通話が切れた
「良いって事だよね?」
すっごく嬉しそうだったな~
時計を見ると、八時五十分だった
「僕もログインしよっかな」
僕は宿題を片付け、ヘルメットを被りログインした
ーーーーーー
「さ~て、信介と琴梨さん居るかな?」
周りを見渡すと琴梨さんが居た
「こと……メロディー、こんばんは」
僕が声をかけるとメロディーがこっちを向いた
「こんばんは、ケイトさん」
「グレインは?あっ、グレインは信介のニックネームね」
「まだのようですね」
僕らが待っていると、グレインがログインしてきた
するとグレインは僕に目を向けた後、メロディーの前に来た
「どうも月草さん、グレインだ!よろしくな」
僕には挨拶も無しか!
僕がそう思っていると、メロディーが僕の背中に隠れた
「どうしたの?」
「俺、なんか変なこと言ったか?」
グレインは少し心配そうな表情をしていた
「いえ、初対面なので少し恥ずかしいというか……すいません、初対面の方との会話は苦手で……」
あ~そっか、この二人って初対面か……メロディーってもしかして、人見知り?
「そうだったか、ごめんな」
グレインが謝ると、メロディーがグレインの前に行った
「私もすいません、後私のニックネームはメロディーです」
なんとか一件落着かな?
「それにしてもケイト、俺が思ってた以上にメロディーに気に入られてるんだな……」
グレインがボソッと呟いた
「ん?なんか言った?」
他のプレイヤーの声で聞こえなかった
「いや、何にも~」
「じゃあそろそろ、パーティー組もうか……ってメロディー、どうしたの?」
メロディーは顔を赤くして立っていた
「いえ、何もない……です」
隣ではグレインがにやけて、こちらを見ていた
なんだろう?ま、いいや!
僕らはその後、自分達のコードを他の二人に渡し、パーティーを組んだ
「なぁ、この後クエスト行こうぜ!」
グレインはキラキラした目で、こっちを見てきた
「僕は良いけど、メロディーは?」
「私も良いです」
「よっしゃー!ほら、早く行くぞ!」
僕らはクエストを受けることになった
今週の日曜日は投稿できないので、今日に投稿しました‼️
次回は三人でクエストです