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新世紀の殉教者

終わりなき新戦争

作者: keisei1

 海辺で見えた飛行機雲 記憶の彼方へ消える

 行く宛てのない翼は 姿をくらまし 

 もう 僕らは目にすることも 触れることも出来ない



 新緑の草原に横たわり 眺めていた雲は 慈悲さえなく

 時間の過ぎる感覚を奪い去る


 コントロール出来ない感情の行方

 僕らが舵取り出来ないヒストリー

 一粒の種も残さないミサイル

 これでいいのか? これでいいのか?


 そう これは新戦争 ネットも現実も超えた場所にある

 そう それは獣にも似て 野生化された神経が 現代を踏みにじる様相ようそう

 


 タップダンスをするパントマイマー

 彼の無言劇は終わりなく続き

 この地球が崩壊するまで 涙を誘うのだろう



 最早 誰も頷かない場所にある 

 君の心の行方は 手に取れない



 ヒステリックな夜中には夢中で

 二人は名前を呼び合ったけれど

 届かないのはいつも通り

 距離を隔てて 世界の裏側へ


 そう これは新戦争 体も魂も除いた未知の場所にある

 そう それはテレパシーにも頼るような 無力さも立ち現れる様相ようそう



 異人種間 異民族間 国家のテリトリーさえ超えて

 愛の意味を分かちあおうと 努力はしてみたけれど

 すれ違い いがみ合う 豹と獅子の雄のように

 どれだけ僕らは幼いの? これだから世界は今日も周る


 ヘルプミー レスキューミー 幾度も叫んでみたけれど

 半月の夜に 声は木霊こだまするだけで 誰にも届かないみたいだ


 それもいつも通り


 心も体も分かちあえるのならば もし分かち合えるのならば



 そう これは新戦争 巨大な体躯たいくに棲みついたモンスター同士の

 そう それはやりきれない 戦闘機が今日も空を飛び 爆撃が始まる様相ようそう


 射手座の神 矢を射貫いてみたが その目指す所は 悲しむべき修羅しゅらの地



 ノイズと騒ぎ声が聞こえる パーティーは始まったばかり

 幼子の喧騒けんそうは 今日も途絶えることがない

 

 終幕

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