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ハルニテ
令和となりましたね。
「春の一日」
やわらかな日差しの下
やわらかな新芽が萌え出でて
蕾だけがまだ硬い
やわらかな風の先
やわらかな生命が産まれきて
子猫の身体
鼻先から尻尾の先の毛
周りの空気
見守る眼差し
祈るように包むように
全てがやわらかく
ただ生きようとする
その眼差しだけが強くある
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「おひたし」
たしたしたしたし
おひたしたしたし
おひたしたべたし
おひたししたし
おひたしひたした
ひたひたにした
おひたしひたひた
ひたひたつかった
おひたしおいしく
めしあがれ
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「よいやみ」
白々しく太陽が輝く下で
願いをかける対象を見つけられず
私は途方に暮れる
流れ星は
こんなにも明るくては
見ることが出来ない
明るい中では
見つけられない希望は
夜の闇の中
キラリとはしった
それは
月の見えない夜のこと
なかなか200字を超えられない。




