葵 夢麻那
第7話です!
新キャラ登場!!
私がイラッとすると、七草優斗は消えていった。そして、しばらくした後、
「ねえ、朝日さん、だよねっ?お話、しよっ?」
明るめの茶色い髪のした、小柄な少女が話しかけてきた。
「私、今日転校してきた、葵 夢麻那ですっ。よろしくねっ、朝日さんっ。ところでさあ、今、優斗と話してた、よねっ?朝日さん、優斗のこと好きなのかなあ、て思うんだっ」
こいつは、いきなり現れたかと思ったら、ペラペラとまくしたてる。まるでついていけない。
「私、優斗と幼馴染みなんだっ、私、優斗追っかけてこの学校転校してきたのっ。それで、もし朝日さんが優斗のこと好きなら、勘違いしないでほしいんだけどお」
イラつく。こいつは七草優斗以上にムカつく。
「優斗は、私のものだから、勘違いしないでねっ?あ、でもでもお、朝日さんと、お友だちには、なりたいなあ、って、思っているのっ!じゃあ、それが言いたかっただけだからあ。またねっ!」
そいつ、たしか葵、夢麻那といったか。葵夢麻那は、言いたいことだけ言うと、さっさと屋上から消えた。もう日も陰ってきた。そろそろ9月も終わるし、さすがに寒くなってきた。帰ろう。
そう思いながら、私は今日一日のできごとを思い出しながら、家路をたどった。
ご視聴、ありがとうございました*´ω`*