秘密の果実
第四話です~
「なんだ…?あれ…?」
私は、屋上からの景色をみて、あるものをみつけた。
この屋上の高さだと、あの巨大な桜は、上から三分の一くらいしかみえない。けど、その辺に、金色の果実がなっていた。その果実は…
「りんご?」
どうして桜にりんごがなっているのか、なんで金色なのか。しかも、私はよくサボり場所に屋上を使う。よく桜の木をみるけど、いつも金色のリンゴなんてなっていなかった。
「どういうことなんだ?」
「みえた?」
聞き覚えのある声が後ろから聞こえた。
「七草優斗…」
「優斗でいいよ」
「却下」
「はあ、冷たいなあ」
七草優斗が手をひらひらふって、にやりと笑った。
「遅刻だ。お前から約束をしたくせに、何を考えている」
「朝日さんが早くあのりんごをみつければ早くでてきたよ?」
私は作り笑いの七草優斗に、イラッとしていた。
「ああそうか。まあそんなことはもうどうだってよくなった。早く教えてもらおうか。」
「何を?」
七草優斗がきょとんとした顔をする。とたんに私のなにかがぶちぎれた。
「なぜ私の母の名をしっているのかだ!!」
「ああ、そうだったね。わかったからそんあに荒ぶらないでよ」
私は呼吸を落ち着けると、
「教えろ」
と、冷静にいった。
「そうだなあ、じゃあ、僕とデートしてよ。」
「はあぁ?」
「僕と、。デートして」
ご視聴、ありがとうございました☆