桜の下で結ばれる
どうも、月読色葉こと、いろぽんです!小説の感想くわさい(>w<)
ユーチューブもやってますよ>w<ぜひみてください°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
「化け物」
私が教室に入って、第一声に浴びる言葉。
私は、朝日美桜。クラスメートからは化け物とののしられ、だれもちかよらない。
化け物とよばれるようになったのは、あの事故があったからだ。車にはねられて、出血多量で死ぬはずだったのに、奇跡的にたすかった。
はじめはみんな偶然だと思っていた。だけど、それ以来、どんなけがでも治っていくようになった。しかも、成長さえもとまってしまった。まるで、不老不死になったように。
「なんでこいつは学校にくるんだよ」
ぼそっと聞こえた言葉。あたしはキッとにらみつけた。そのとき、
「はい、みんな席ついて!今日は転入生がはいってきます!」
先生がぱんぱんと手をたたいて机に手をおいた。とたんに教室がざわめき始める。
「どうぞ、入ってきて?」
「はい」
先生が笑みをうかべた先には、イケメンが立っていた。
「七草優斗です。よろしくお願いします。」
目がつりあがった、背の高い、黒髪のイケメン。私は細目で七草優斗をみつめると、フッと息をはいて席をはなれた。そして、最後にちらっと七草優斗をみると、ふっと目があった。
「…?」
七草優斗は私に微笑みかけた。私は不思議に思いながら、教室をでた。
この桜が丘学園には、巨大な銀色の桜の木がある。この桜の木は言い伝えがあって、この桜の木の下に男女がたって、桜がもとの桃色にもどるとき、その男女は必ず結ばれるという。まあ、ただの言い伝えってやつ。
「はあ。」
私はため息をついて、桜の木にもたれかかった。そして、そのまま、ねて、しま…った…。
―――――このとき、その桜の木のしたに七草優斗がいたこと、その桜の木が、桃色にもどったことは、まだ、だれも、他のクラスメートも先生も、美桜も優斗も。だれも、知らない――――――
ご視聴ありがとうございます!おもしろかったら感想を、おもしろくなくても感想をお願いします~^^