表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/47

スプーン



テレビで超能力特集みたいのをやっていた。夏になるとこういうのが増える。




「スプーンが柔らかいものだとイメージしてください。柄をもって…くにゃりと曲がっていきます」



テレビの中のスプーンが曲がる。



翌日、アヤシちゃんにこの話をしてみた。



「スプーン、曲げたことある?」



アヤシちゃんが首をかしげる。



「曲げてどうするの?」



「アヤシちゃんなら曲がるかなって」



「どうかな?」




さっそく場所を学食に移してやってみることにした。



いつもの友人達も、集まってくる。



スプーンの首の少し下を持って、ゆらゆらと揺らす。



「柔らかいって思うんだよ。片手で持ってね」



「うん」



「俺もやってみよう」



「私も~」



みんなが面白がって、アヤシちゃんと一緒に学食のスプーンを拝借して握る。



なかなか曲がらない中。



「あっ」



アヤシちゃんの手元を見ていた、アヤシちゃんの彼氏が声をあげた。



「今、ぐにゃんと曲がった」



「え? ほんと?」




みんなでアヤシちゃんの手元をみると、スプーンの首のところに、溝ができている。



一回曲げて、もう一回戻したような溝。



「曲がりっぱなしだと、学食の人が困るでしょ?」



アヤシちゃんが、えへへと笑う。



妙なところで気配りをするアヤシちゃんだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ