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本当に好きなのは?
オオカミ:灰渕二朗
狼男の一族だけど、それを嫌って反抗的に。
コヤギ:日下白樺
オオカミが大好きなのが祟り、一族から度外視されている。
オオカミは孤独だった。
オオカミはいつも嫌われ者で、どこへ行っても邪魔者だった。
そんな彼に唯一一緒にいてくれたのはコヤギ。
コヤギだけはどんなときでも一緒にいてくれた。
オオカミこと灰渕二朗は学園一の不良だ。そんな彼に腰巾着のごとくついて回るのが、コヤギこと日下白樺だ。みんなはコヤギがオオカミの舎弟か何かだと思っているが、二人は唯一無二の親友だった。
そんな彼らにある事件が起こった。
オオカミのお見合い話だ。オオカミは純血の狼男で、血統を残さなければならない。狼男の血は人間との交配でしか残せない。そこまではいい。
問題はコヤギはれっきとした女の子だった。オオカミのそばにいても相応しく見えるように男らしく振る舞っていただけで。
その見合い相手がこの学校に来るというので、コヤギはオオカミから離れてしまい、オオカミは不機嫌になるし。
オオカミの怒りが爆発するまであと二日。




