-少年編- 七・五話
―――――――――――――魔王side―――――――――――――
ここは、常に夜の世界だ。
薄暗く・・・時折雷が落ちている。
そんな中、1つの城が聳え建っていた。
その城には1人の男が居た。
その男は、黒いマントを羽織っている・・・この城の王だ。
黒いオーラを常に放っている剣を地面に突き刺していた。
その剣は、デビルオーガのように、弱い魔物に力を与える事ができ、従わせる事ができる。
その力を与えられた魔物は、力を与えられる前の2~3倍の力を身に付ける事ができた。
デビルオーガが倒されたのは驚いたが、それよりも・・・。
ふふふふ・・・どうやら、偵察で放ったスモールデーモンも死んだ。
どういう風に死んだとか、そういう事は一切分からない。
何者かが背後からスモールデーモンを斬ったのか・・・まぁそんなことはどうでもいい。
「クックック・・・面白くなりそうだな・・・」
「殿下」
「何だ?クイーン」
「どうやら、龍を司る聖騎士が現れたようです。」
(大体予想できていた。スモールデーモンの気配まで察知してそれを討ったのだ。聖騎士なら当然か・・・)
「ほう・・・」
聖騎士・・・かつて私を封印した騎士・・・。
聖騎士は以前にも現れて自分の体に私を封印した。
それが今の私の姿。聖騎士の力をこの手に吸収したのだ。
「皆に報告しておきます。我らにとっても危険な存在故。」
「ああ、頼む。」
「ハッ!」
「そうか、これから面白くなりそうだな・・・おい、そこのミノタウロス。」
一体ミノタウロスが魔王の前に立った。
「・・・貴様に力を与える・・・聖騎士の力が見たいのだ。どんな方法でも構わない。私が知っている情報は与えておいてやろう。」
そう言うと、剣をミノタウロスを斬った。
「GYAOOOOOOOOOOOOOOOOO」
叫び声を上げ苦しそうな声を出す。だが、斬った場所から黒いオーラが吹き出て、ミノタウロスの包む。
「俺に任せてくれ・・・クックック・・・」
完全に黒いオーラが体に馴染み、言葉を喋るようになった。
「あぁ、楽しみにしているぞ・・・行け!」
簡単に魔王の紹介を書いてみました。
修行完了して旅に出る・・・そんな辺りから物語を進める予定です。




