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-少年編- 三話

翌日になり、僕は町から出る支度が整えていた。


「お兄ちゃん。朝ご飯です。」


ユウナが朝食ができたため呼びに来た。町が壊滅してから「お兄様」ではなく、「お兄ちゃん」と呼ぶようになった。元々そう呼びたかったのであろうとセツナは思った。


「「いただきます。」」


「ちょっとご飯の前にこれを渡しておくよ」


そう言いながら取り出したのは、ギルドカードだった。


「この町の住民登録みたいなものさね。無くさないようにしてね」

「はい、分かりました。えっと、色々ありがとうございます。」

「あいよ!後、食べながら聞いてくれてもいいんだけど、学校に通う話だけど、2人とも」

「あ、いえ、自分は学校には行きません。ユウナだけでお願いします。」

「それは、どうしてだい?」

「元々僕は学校に通っていません。サナさんの医学を教えてもらってましたし、学校で習う物は一通りりでやっていました。なので、申し訳ないですが、ユウナだけでお願いします。」

「そうかい?まぁ、そこまで言うんなら構わないけど・・・。」

(それに、僕にはやるべきことがある。学校に行ってられない。)

「じゃぁ、ユウナ今日午後から入学の手続きをしに行くよ?」

「・・・・・」

「ユウナ?」

「え、あ、はい、分かりました。」


どうやらユウナは僕の方を見て、ぼーっとしていたようだった。






ご飯の後片付けが済み、ユウナは自分の部屋に戻った。午後の準備だろう。


「叔母さん。僕は午後に行きたい場所があるのですが・・・」

「ああ、地図の場所に行くんだね?」


どうやら、この人には隠し事ができそうにない。そんなことを僕は思った。


「はい、分かりました。できるだけ早く戻ります。」

「あいよ。気をつけて行くんだよ?」

「はい」







午後になり、ユウナを連れてケイは学校に向かった。

僕は今地図に書かれていた場所に向かっている。

この辺りの魔物もゴブリン等最下級の魔物しかいないため、問題無く目的地に進んで行く。

僕は山を見上げた。この山の中が目的地なのである。

山の中は道が整備されていたのだが、どうやら地図に書かれている場所は道が整備されていない方向だった。歩きにくい程度でそこまで大変ではなかった。


「ここのはずだけど・・・?」


そうして、目的地の場所についたのはいいが、行き止まりだった。

とりあえず僕は壁を触れてみた。すると、


「っ!」


手が壁に吸い込まれ、不味いと思い、手を抜こうとしたが吸い込まれていった。

目を瞑って居たのだが、痛みとか無く何も起こっていない様子だった。

目を開けると、そこには剣や沢山の本があった。

そこに近づき剣に触ると


『汝、我に何用か?』

(何だ・・・?頭の中に声が響いて・・・)

『もう一度言う。汝、我に何用か?』


何が何だか分からず僕は声のする剣の向かって返事した。


「サナさんがここに行くよう地図を残してくれた。魔王を倒すための手がかりだと思ったからここに来た。だからそこの剣がほしい。」

『魔王を倒すか・・・。それは剣を手に入れただけでは勝てはせぬぞ。』

「分かっている。だからこの場所で修行する。人目に付かないから思いっきり修行できる。それにここには魔道書がある。十二分に参考になるはずだ。」

『人間が笑わせてくれる!貴様のような赤子同然な奴が教えも無しにできる修行だと思うな!』

「なら、あんたが俺に修行をつけてくれ。修行のやり方を教えてくれ。」

『逃げるのが』

「俺は逃げない。必ず魔王を倒す。サナさんや村の人達の仇をとる。」

『ふむ・・・冷静な状態からの判断か・・・。よかろう。では、これは最後の確認だ。修行では死と隣り合わせになる。死ぬ覚悟があるのなら我を・・・零を取れ』

「俺は逃げない。修行をやり遂げ必ず魔王を討つ。だから零、あんたの力を貸してくれ」


そしてこの剣を引き抜くと、白い光に包まれた。

それが、修行開始の合図となった。

まだまだ、戦闘は入りません。。。もう五話くらいになると思います。

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