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十八話 闇を司る者達④

―――――――――――――ルートside―――――――――――――


・・・さて、任せろとは言ったものの、数が多い。


皆が来るまで耐えてみせる・・・。

いや、私はセツナに恩を返さねばなるまい、それに、あいつの目的は魔王を倒す事。

ならば、この程度の敵と数で、苦戦などしていられない。

スケルトン達が武器を構え、襲ってくる。


「私は、貴様ら程度で苦戦はできんのだ・・・。すぐに決着をつける!」


剣を取り、スケルトンを片っ端から斬り捨てる。


「はああああ!」


斬っても斬っても次から次へとスケルトンが沸いてくる。

どれくらい斬ったであろう・・・。


「っち!」


スケルトンの攻撃を避け、距離を取りながら対策を考える。


「はぁ・・・はぁ・・・。よし!」


呼吸を一度整えた。

私は、一気に倒すためにスケルトンの攻撃を避けつつ、敵を1箇所に纏める。


「光の精霊よ・・・闇を纏いし者を光の刃となって敵を殲滅せよ!」


―――――――光雨ホーリーレイン



スケルトン達は光の刃で次々と倒されていった。

1箇所に集まっていたからこそ、最低限の魔力、そして、最大の戦果を出した。


「ふぅ・・・」


完全に倒しきったと思っていた。

安心しきって警戒を緩めてしまった。

故に・・・・

後ろからスケルトンが迫っている事に全く気づけなかった・・・。

スケルトンがルートの背後で剣を振り下ろす。


「しまっ!」


それに気づいたが、既に遅かった・・・。

だが、その剣が振り落とされることはなく、スケルトンを吹き飛ばされた。


「・・・大丈夫?」

「誰だ!?」

「・・・私は、セルフィー。セルフィー・ヴィンセント。聖騎士が目覚めたと聞き探している者です。ここから先に行ったところで大きい魔力を感じました。では、私は奥に行ってきますので・・・。」

「ま、待ってくれ!私も行く!」



―――――――――――――ユウナ・カレンside―――――――――――――


私とカレンは左の洞窟を進んでいた。


「カレン、どうして右に行くって言わなかったの?」


ふと疑問に思った。いつものカレンなら「私も左に行く」って言いそうな気がしたから。


「え?だって、ここに来るまでに魔力かなり消費したでしょ?左の洞窟から感じた魔力・・・相当強い奴が居るはずよ?今の私じゃ足手まといだもの。」

「そ、そんなこと!」

「いいよ!とりあえず早く皆を助けましょう!」


再び洞窟を走って行く。

少し拓けたところに出た。

壁に沿って魔物に気づかれないよう少しずつ前進し、顔を出した。

オークが2匹ほど見張りをしていた。


「カレン、準備はいい?」

「オーケーよ」

「いち、にの、さん!」


オークは2人の不意打ちに全く対応できずに倒された。


「カレン!鍵が見つかったよー!」


あれ?返事がない?

ふと、カレンを見ると話を聞いていない様子でじっと何かを見つめている。


「カレン?」


そばによると、カレンは赤い石を持ってそれを見つめていた。


「どうしたの?何かあった?」

「え!?あ、いや、何でもないの。ただ・・・、この石に呼ばれた気がして。」


じっと見つめてみても私には何も感じなかった。


「ユウナ、皆を助けよう?」

「その石どうするの?」

「一度村長に見せてみるわ。それでもらえそうならもらおうかなって思ってる。」

「そうだね。それがいいと思う。」


私達は、牢屋に居る人たちを助けて、出口に案内した。

そんな中で途中でルートと会った。


「ユウナ!カレン!」

「ルート!無事だったのね?」

「怪我はありませんか?」

「大丈夫だ。彼女に助けてもらってね。」

「・・・どうも・・・」

「彼女はセルフィーだ。」

「セルフィー、こちらはカレンとユウナだ。」

「よろしくね!セルフィー!」

「・・・よろしく・・・。」

「どうやら、皆無事みたいだな、私も出口に案内しよう。」



突如、大きな爆音が右の通路から鳴り響いた。


「な!何だ!?」

「・・・どうやら、決着がついたみたい・・・。」

「お兄ちゃん・・・。」

引越しだったため、更新遅れています。

大変申し訳ございません。

また、読んでいただき有難うございます。

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