十三話 旅立ちと出会い⑥
爆発が起きて十分ほどで村が見えた。恐らくフィルンだろう。
サイクロプス4体の姿が見えた。
「ルート、この村の付近にはサイクロプスが居るのか?」
「いや、そんなはずはない。」
「だよな・・・」
サイクロプスが4体も居る。さすがに異常事態って事か・・・。
「ん・・・あれは・・・!」
目を凝らしてよく見ると、ユウナとカレンの姿を確認した。
それも少しヘトヘトになっている。そんな姿だった。
1体のサイクロプスが2人に近づく。
銃だと、2人を巻き込みかねない。
すぐに零を弓の形に変え、魔力を込めて、矢を放つ。
―――――――弓術・ソニックショット
高密度魔力を込めたの矢を構え風の魔法を乗せて、高速の速度でサイクロプス1体の首を刎ねる。
「瞬身で一気に詰める。行けるな?ルート」
「了解だ。任せてくれ!」
2人は瞬身を使い一気に射程内まで詰め寄る。
―――――――抜刀・風牙
―――――――剣術・風刃
2体のサイクロプスがそれぞれ倒れた。
「お、お兄ちゃん!」
「セツナ!」
「全く・・・お前達何でこんなところに・・・」
2人に話しかけているとルートが少し慌てた様子で声をかけてきた。
「おい、セツナ!サイクロプスの死体がくっついていくぞ!」
そんな馬鹿な・・・と、俺は後ろを見た・・・。
「な、なんだこれは・・・」
3体の死体を1体のサイクロプスが吸収し、ゼリー状になった。
そして、再構築されていく・・・。
赤黒い格好に、背中には黒い翼。全身に黒い模様が施されている。
「あれは・・・。キュクロープス・・・?」
デビルオーガの時よりも少ないが、若干黒いオーラを放っている。
「俺は夢を見てるのか?」
「そんなわけないだろ?あの黒いオーラが原因だと思う。・・・ルート、油断するなよ?」
「分かってるさ・・・。」
「お兄ちゃん!私達も!」
「ダメだ!2人ともへとへとじゃないか。この戦いが終わればすぐに敵のアジトに乗り込む事になる。その時まで少し休んでろ。」
ルートはすぐに冷静になった。驚いている暇はない。
キュクロープスと言えば、1体1体が強く、手が4本ある上位層の魔物だ。
そして、サイクロプスより、一回り大きい。
『セツナ、聞こえるか?』
「なんだ?こんな時に」
『恐らく魔王の場所には、キュクロープスなどの上位層の魔物が大量に居るはずだ。たった1体で苦戦などしていれば、魔王には太刀打ちできないぞ。』
「ああ、分かってる。今になって少し分かった気がするよ、俺の前の聖騎士が魔法を重視して覚えた理由が・・・。まぁやってみるさ。」
「ルート。俺が惹きつけた隙に。」
「分かった。」
光波を放ち、瞬身で敵の懐に飛び込む。
「はあああああああ!」
キュクロープスを斬りつけようとするが、敵はバックステップを踏み回避する。
ルートはキュクロープスの背後に回りこんでいた。
―――――――剣術・降雨
連続で斬りつけるが、腕2本を盾にして守り、もう2本の手に持つ棍棒で殴りかかる。
ルートはギリギリでそれを回避し、体勢を立て直した。
「さて・・・どうしたものかな・・・」
毎回中途半端になります。
ズルズル戦闘ばっか書くのも、あれなので、サックリ書いていきたいですね。って思いながら書きましたが、長くなってしまいました。




