十一話 旅立ちと出会い④
―――――――――――――ユウナsideの続き―――――――――――――
「“アレ”ね・・・。分かったわ!実戦になると焦りそうだわ。」
「大丈夫。私達ならやれるって」
「こういう時のユウナはやっぱ心強いわ~」
改めてサイクロプスと対峙する。
「・・・ふぅ・・・行くよ!」
「うん!」
カレンは全身に風を纏う。
いつものスピードより早い移動でサイクロプスの背後に回り込む。
―――――――槍術・旋風!
カレンは、強烈な風を起こし、風圧でサイクロプスの動きを止めた。
―――――――森の精霊よ。我が敵を捕らえよ!蔓縛!
ユウナは無数の蔓がサイクロプスを縛る。そして、
―――――――氷の精霊よ。その名の下に凍てつけ!氷地
サイクロプスの足に氷の大地が広がり、足を凍らせ動けなくなった。
「カレン!」
「分かってる!」
「―――――――水の精霊は全てを飲み込み・・・」
「―――――――火の精霊は全てを焼き尽くす・・・」
『―――――――その力・・・我らの名の下に具現せよ!フリーアティックエクスプロージョン』
赤と青の光がサイクロプスを包み、そして・・・巨大な炎の柱が立つと同時に大爆発が起こった。
魔法は、雷と風・闇と氷のように相性が悪くなければ、特に問題無く魔力を組み合わせる事が出来る。
そして、草と水・火と風というように両方共に相性が良い属性は、1人で組み合わせる事でき、また、威力通常の組み合わせよりも強くなる。
だが、水と火・光と闇のように相反する属性を同時に使うと、1人で使うと、体の中で魔力が反発し合い、体がもち切れず術者は死に至るため、この魔法は禁術に近い。
つまり、ユウナとカレンは、2人で組み合わる事でこの術をを使っている。
但し、魔力量を調整しないと、ただ打ち消しあうだけで、このような高威力の魔法にはならない。
2人は適度な魔力量を出し合っているということになる。
だが、2人はここまでの威力を出した事がなく、少し慌てていた。
「あ、これちょっと不味いかも・・・」
「ちょっと、ユウナ!これやりすぎじゃ!!」
―――――――土の精霊よ、我らを守る盾となれ!岩壁
柱を基点に巨大な盾を作り、被害が出ないようにした。
爆発音が止み、岩が崩れ消えた。
煙がようやく収まり、サイクロプスの居た場所を見た。
地面が真っ黒になっており、何もなくなっていた。
カレンとユウナは安堵を浮かべた。
「ふぅ・・・よかった・・・」
「う、うん」
2人とも結構な量の魔力を使ってしまったので、座り込んでしまった。
すっかり安心した2人だったが・・・
突如、2人の目の前に黒い靄が浮かんでいた。
そして、その靄から4体のサイクロプスが出てきた。
「う・・・嘘・・・」
「次のサイクロプスか・・・あれはもう・・・出せないよ?」
「とにかく、村の外に惹きつけよう!」
2人は立ち上がって戦闘態勢に入ったのだが、
一閃の光が1体のサイクロプスの首を跳ねた。そして、2人に騎士が現れた。
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少し、魔法の設定を増やしてみました。
ようやく、セツナSideになりそうです。
多分ずっとセツナ視点、たまにユウナ視点
希望があればカレンや、ルートの視点の物語を作っていきます。




