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私が悪役令嬢?いいえ、ただのバカップルです。  作者: 音無 なの
回想~悪役令嬢、エリカ・ウルフェンの悪業~
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20/23

閑話:精霊神と天狐と悪魔聖女のお話。(精霊神視点)

※今回のお話は完全に番外編なので本編とはあまり関係がありません。

読み飛ばしていただいても問題ありません。

何しろ世界観がぶっ飛んでる魔族サイドの話なので。

あぁ〜…もぅ……魔王殿下の頼みを聞いてくれとかぁ~…

あたし、魔王様も中々に精霊神使いが荒いと思うんよ〜…


おんやぁ~?誰か見てるぅ〜??

ほうほう、読者さん?ニャルほどホテプ〜。

あんがとヴィーちん。

※魔王近衛騎士のニャルラトホテプさん(女体側の面)


って事で初めまして〜あたしは精霊神やらしてもらってる【サフィーア】ってんだぁ〜

特技は【運命操作】〜。

まぁ、その特技のせいであたしゃ忙しぃんよ〜………



『ーって事でまた【奴】がやらかしてくれたから世界の修正が必要になったんだ………ごめん、サフィーア、ユーキ、ジャンヌ。』


「あいやぁ~……」


「またかよ………ハァ…………


「私は精霊神様と旦那様が一緒なら構いませんけど♪」


「「よしジャンヌちゃんそのままあたし(俺)を癒すのを続けてくれないか?」」


「おまかせくださいっ!

【魔法陣展開】っ♡」



魔王殿下フェイちんからの隔離通信でまたもや厄介事を頼まれたあたし達3人、

白銀の長髪に蒼い瞳、真っ白ワンピース姿(何処ぞの紐神様みたいな服)の精霊神あたしと、

ボブカットで黒髪黒目、黒い和服姿でパッと見おんにゃの子にも見えるあたしの旦那(何処ぞの青航路的な空母狐っ娘みたいな服)、天狐のゆぅちん、

銀髪のセミロングに赤と青のオッドアイ、姫騎士鎧姿(某対戦ゲームに出てくる同名の聖女様風な格好というかこの子は本人だからそうゆう格好させてる)な悪魔、ジャンヌちゃん。

基本この3人で"自称ヒロインの尻拭い"をやってんだぁ〜。

んで〜、ジャンヌちゃんがいつもみて〜に疲労軽減&体力回復の魔法陣を展開してくれるぅ〜



「はぁ……正直、いくら精霊神と天狐でもジャンヌが居なかったらぶっ倒れてると思うぞ。」

※徹夜コース3日目


「まったくだじぇ〜……ゆぅちん、ジャンヌちゃん、もうちっとファイトなぁ~?」


「おう、頑張るぞルリ、ジャンヌ。」


「身の回りのお世話は私におまかせを!」



んふふ〜……ブラック企業もびっくりだよねぇ〜!!

悪魔聖女なメイドちゃんのお陰で至れり尽くせり&疲れ知らずだけど〜!!



「…どん…まい…。」


「そう言うならヴィーちんも手伝って〜?」


「…合点…承知…。」


「おりょ、ダメ元でも言ってみるもんなぁ~?」


「…仲間…大事…。」


「すまない、恩に着るよヴィー。」


「…感謝…無用…。」



その白髪赤目で儚げな幼女姿とは裏腹に力強くサムズアップしたヴィーちんは2人に分裂…っていんやぁ〜!

ニャルラトホテプって分裂すんの〜?

ここに居るのが精霊神と天狐と悪魔じゃなかったらSAN値直葬でSAN値ピンチよ〜!!



「ーと言う事でここの警備は俺に任せとけ。

ヴィー、精霊神達を頼むぞ?」


「…委細…承知…。」



おりょりょ〜…分身したら、男体側の黒髪黒目な偉丈夫、ヴィクトルくんがでてくんのなぁ〜?

相変わらず邪神族ってのはおっもしれぇなぁ〜♪

ちなみにこのヴィクトルくん、嫁が邪龍(男前な美少女)らしいぜ〜?おっもしれぇなぁ〜?



「んじゃ、サクッとウィンドル王国に行こうじぇ〜?」


「ああ。それじゃあ3人とも俺に掴まれよ?」


「はいなぁ♪」


「はい、旦那様♪」


「…合点…承知…。」


「よし、転移陣、起動。

行先はウィンドル王国!」



ゆぅちんが魔術を起動すると、あたし達は魔王城から一瞬でウィンドル王国王都の近くにある平原へ転移したぁ〜。

んで、到着してからゆぅちんは『しまった』って顔をしたぁ〜。



「…あ、今回はヴィーが居るから俺が飛ぶ必要無かったな…。」


「…天狐…天然…?」


「いや、お前も気付けよヴィー……


「…承知…無視…。」


「知ってて黙ってたってか?

あんたマジで邪神だなぁ………


「…至極…恐縮…。」


「いや褒めてねぇからな?」


「…?」(こてんと首を傾げる)


「可愛らしく首傾げてもルリ程可愛くねぇよ邪神。」


「あたしへの唐突な褒め流れ弾でて〜れ〜るぅ~♡」


「流石ですね旦那様♡」


「あかーん!この面子無限のボケ倒し集団だ!?

ツッコミが足りねぇぇっ!?」


「…桜龍…召喚…?」


「おいバカ止めろ!?そんな用事でお前の嫁(サクラ)を呼ぶな旦那嫁!?」


「…連絡…完了…。」


「バカやろぉぉぉぉ!?」


「ゆぅちんゆぅちん!今は女体側のヴィーちんだから【女郎】だぜ?」(ドヤ顔)


「違うそうじゃないッ!!」


「キレッキレですね旦那様♡」


「ジャンヌ!お前は笑顔で治癒魔法陣展開してないでツッコミ入れろ!?」


「突っ込め、ですか…?

やん♡どこにですかぁ〜…?♡」(恍惚)


「なんでそこで悪魔の側面出すかなぁァァ!?」



あっはははは〜♪

マジでおっもしれぇなぁ〜♪

なんやかんやわちゃわちゃと騒がしくしながらあたし達は王都入りしたぁ〜!


え?こうゆう街には門と門番が付き物だろうって〜?

あはは〜♪


… あ た し が 精 霊 神 だ と 分 か っ て 言 っ て る ぅ ~ ?


あたしは〜この世界における宗教、精霊神教の神様本神よ〜?

更にここに居るのは各国、各町、この世界にある全ての孤児院に分体が存在する悪魔聖女ジャンヌちゃん!

そしてゆぅちんとヴィーちんは【Sランク冒険者】として登録されてるから身分証があるしぃ〜。


ねぇ〜?問題ないでしょ〜?



「ー緊急呼出しだと聞いて文字通り飛んで来たッ!!何があった!?」


「んぉ?さくら〜ん♪」


「あー…ツッコミ&苦労人仲間が来たか……お疲れ様、サクラ。」


「…我嫁…桜龍…。」


「お久しぶりですねサクラさん!」


「………理解した。オイ、ヴィー。」


「…怒嫁…可憐…。」


「……分かった、言うだけ無駄だよなお前?

まぁ惚れた弱みって奴か……これも…………。」



んぅ〜ヴィーちんが呼んださくらんが合流したねぇ〜?

元々、桜龍って龍族の中でも忠義に厚くて生真面目な龍が多いんだけど、邪神族であるヴィー/ヴィクトルと交わって邪龍化したせいか優先順位が 魔王様<旦那嫁 になってるのに元来の生真面目さが抜けないから普段は魔王様の近衛騎士副隊長をしてる苦労人な麗人(龍族だから麗龍?)さん。


名前の通り桜色の鱗に覆われたドラゴンの姿と、桜色の髪をポニーテールに纏めて黒地に桜吹雪の模様が入った着物を着こなす和服美人な人間姿を使い分ける龍人〜。

んでもってそんな生真面目さがウチの旦那、ゆぅちんと波長が合うのか苦労人仲間なんてのになってんの〜

おっもしれぇなぁ〜?

ちなみに、見た目は18歳くらいの少女だけどこれでも子持ちなお母さんよ?精霊神である私が出産に立ち会いましたぁ〜!(キリッ)



「サクラ…

「ユーキ…


ガシィッ!(固い握手)


「「お互い厄介な嫁(旦那)に惚れて苦労するなまったく。」」



え〜?

邪神族のヴィーちんはともかく、あたしゃ正真正銘の救いの神よぉ〜?

しつれ〜しちゃうなぁ〜♪



「「お前の様な精霊神が居てたまるか!精霊神の皮を被った邪神(快楽主義者)が!!」」


「失礼なぁ〜!」

「…至極…不満…。」


「はぁ…まぁ仕方ないな、事情は魔王様から聞いてるしなにより嫁からの頼みだ、オレも手伝うぞユーキ。」


「いや、ヴィーが付いてくると言った時点でお前も来ると思っていたよ。

正直、 ツ ッ コ ミ 不 足 だったから助かる。」


「「………。」」


ガシィッ!(固い握手:2回目)



あっはは〜♪

2人は本当に仲良いなぁ~?

さてさて〜…ここ、王都ウィンドルには丁度さくらんとヴィーちんの娘さんも居るしついでに頼み事しとこ〜



「…オイ、サフィーア。」


「なぁ〜にぃ〜?」


「お前、オレとヴィーの娘になにか頼む気か?」


「なじぇばれたしぃ〜!」


「魔王殿下から似非ヒロインの尻拭いを頼まれて直接ここに来たと来れば大体想像はつく。

桜龍とニャルラトホテプのハーフであるオレの娘なら【無貌の神】のスキルも持ってるしな。」


「あはは〜……まぁ、それだけじゃないんよ〜?」



うん、それだけじゃあ、ない。

2人の娘……(一応特性が近いから)【龍族:ファフニール】(便宜上そう定義した)である【ティータ】。

彼女は今、渦中の人物の一人でもあるダーレム侯爵令嬢の【フィー】にご執心だからねぇ〜……

幸いな事に相思相愛な主従関係を結んでるから良いけどぉ〜


わざわざ直接出向いたのは、そんなティータとフィーに、【精霊神の加護】…【運命力】を授ける為〜。

…………それと、数奇な運命を辿る【エリカ・ウルフェン公爵令嬢】と【レインハルト・バンバルディア公爵令息】に会う為。


…………あたしは。

私は、正直、レインハルトは本(・)来(・)の(・)レ(・)イ(・)ン(・)ハ(・)ル(・)ト(・)で(・)は(・)無(・)い(・)と睨んでる。

アレはわ(・)た(・)し(・)と(・)同(・)じ(・)だと言う予感がする。


かつて、ーーの世界で運命を切り開いた【私】。

ーー ーー《隠しヒロイン》だった【私】。

ーー ーー《親友ポジション》だった【ユーキ】。


性別は違えど、立場は違えど、エリカとユーキは"破滅する運命だった"のが似ている。

ユーキもエリカからは何か親近感を抱いているみたいだしね。



「………さて、行きましょ、ユーキ、皆。」


「……ルリが真面目モードに入ったな。」


「…ツッコミ役が来た途端にツッコミ役が増えるのはどうなんだ?」


「「どんまい♡」」


「…なぁユーキ、この聖女と嫁を殴ってもいいか?」


「やめとけ。」


「ふざけてないで行くわよ?」


「はぁ…分かったよ精霊神様。

アンタに振り回されるのはいつもの事だ。」


「本当にウチの嫁がすまんサクラ……


「お互い様だろ?ユーキ。」


「「………。」」


ガシィッ!(握手3回目)


「…熱烈…友情…?」


「美しき友情ですね♪

神よ…ありがとうございます……

(サフィーアに祈りを捧げながら)


「……あの、本当に行くわよ?」



まったく、真面目にやりなさいよね。

え?アンタさっきまでふざけていただろう?

知らないわね!!


サクッと生命探知でティータを探し出した私は精霊神ダッシュ(ただの全力疾走だろコレ!?by.ユーキ)で向かったわ。








という訳で無駄に長くダラダラグダグダな魔族達のお話でした!

重要なポイントは、【ティータ】の正体だけなので。

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