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閑話:レインとフェイの惚気合戦~赤面する婚約者を添えて~

次回が前半ギスギスするので先に砂糖ぶちまけておきますねー

(順番が逆では?いえいえ、次話も後半はイチャラブなのです!甘苦甘で行きますー!)


今回は、本筋とはズレるけれどこんな日常もあったわね………

というお話をしようかしら。

それは、ある日の放課後の事、いつもの様にアルカ様の隣へ転移してきたフェンネル様を交えて、

私、レイン、アルカ様、フェンネル様で談笑していたわ。





ーいやぁそれにしてもさ、レインはエリカさんのどこを好きになったんだい?

あ、いや、バカにしているわけじゃないさ!

純粋な興味というやつだね!」


「あっ…フェンネル様、その話題は…………



フェンネル様止めて!?

それをレインに聞いたらー



「ほほぅ?フェイ様は私にそれを聞きますか………!」



ほらぁ……!

レインが『よくぞ聞いてくれました!』とばかりの嬉しそうな顔を……!

こうなるとレインは止まらないのよ……

相手が魔王殿下フェンネル様だろうと、ここがまだ他の生徒が多く残る教室であろうと………!


そして、今回は私も近くに居たから巻き込まれるじゃない……!


案の定レインは私をしっかりと抱き寄せて嬉しそうに語りだした………!



「先ず私が好きになったきっかけは、幼少期に食べたエリィお手製のクッキーですね。

今でも彼女の作るお菓子は大変美味で素晴らしいですが、幼少の時点で既に素晴らしい物でした。」


「ほほぅ?まぁ、アルカはお菓子と言わず料理全般も天上の食べ物のようだけどね!」


「ちょっとフェイっ!?」



あー………フェンネル様も"同類"だったのね…………

突然の流れ弾に面食らった顔をするアルカ様。

そんなアルカ様に私は同情する視線を向けると、アルカ様はそんな私に気恥しげな視線を返してきた……



「ははは、勿論、エリィも料理が上手ですよ?

店で出しても良いくらいに。」


「それは盛りすぎですわ!?」


「おやおや!まぁ、婚約者の手料理は我々にとってご褒美だからねぇ!

お互い、料理上手な婚約者を持って幸せ者だねレイン!」


「フェイっ!恥ずかしいですっ!」


「そうですねフェイ様。

尤も、我が国の場合、料理は基本的に使用人がする事ですので、滅多に食べれないのが残念ですが………」


「そんな……それには同情するよ……愛する人の料理は活力なのに………!」


「お二人共無視ですの!?」

「まさかの2人ともスルーですか!?」


「他には、容姿も性格も私好みなのが素晴らしいですね。」


「ほうほう?」


「流れる様なプラチナブロンドの髪は、撫でればサラサラと指の間をすり抜ける素晴しい触り心地で、ゆるりとウェーブのかかったこの髪を求めてついつい頭を撫でてしまうんですよ……



そう言いながら私の髪をすくう様に撫でるレイン……

止めて………恥ずかしいわ………褒め殺しですの…………?

しかし、そんな私の心の声は届くはずもなく、レインは更に続ける。



「しかも、その時の彼女の反応がまた可愛いらしくて……

普段は吊り目で切れ長なスノウグレーの瞳が蕩け、いつもはキリリとした冷徹そうな顔が恥ずかしさから可愛らしく崩れるのも見ていて素晴らしく、いつも私を楽しませてくれます。」


「やめてくださいましレイン……………!」


「なるほどなるほど!

僕も、アルカの空色から若草色へ変わるグラデーションのロングヘアも触るとフワフワで撫でれば心地よい快感が手を包むのが好きでねぇ……


「フェイーーっ!!?」


「こうして照れてしまうのもGood!

元々温和な顔立ちで可愛い彼女が更に可愛くなるのはこう、キュンキュン来るねぇぇ♪」


「分かります、分かりますよフェイ様。

私のエリィは…そう、そちらで言う所の"ギャップ萌え"、と言うのでしょうか?

それがいいのですよ。」


「はぁぁ~!ギャップ萌え!!いいねぇっ!最っ高だねぇぇっ!!」


「…エリィは渡しませんよ?」


「いやいや!そんな!僕にはアルカが居るし、君の婚約者をとったりしないさ♪」


「「……………。」」


ガシイッッ‼(固い握手を交わす音)


「なんですの、これ………

「もうやだぁぁー…………



私もアルカ様も顔を真っ赤にして婚約者からの口撃(褒め殺し)に悶えるけれど、レインとフェンネル様の惚気合いは止まらない。



「エリィが可愛い所はまだまだありますよ。

エリィは世話焼きで、よく他の生徒を気にかけては手助けをしているのです。

前までは皆、エリィの美しさに気圧されていた様ですが、今ではすっかりエリィを慕ってくれるようになりましてね。

そんなエリィが嬉しそうに微笑むのはまるで女神の微笑みのようです。」


「それならウチのアルカも負けていないさ!

コキュートスではそれはそれは皆に慕われる良き姫でね!

子供達にも大人気さ♪子供と一緒に無邪気に遊ぶアルカもまた可愛いっ!将来アルカとの子供が出来たらああやって遊ぶのだろうと想像すると幸せな気分になるね!」


「あぁ……私も、エリィとの子供が楽しみです。

きっと、エリィの様に美しい子供になるでしょうね。」


「将来、お互いの子供もこうして仲良く出来れば嬉しいな!」


「ええ、ええ。

私もそう思います、その時は是非家族旅行で魔国へ赴きましょう。」


「エクセレントッ!

新婚旅行も是非コキュートスに来てくれたまえよレインっ!!」



ガシイッッ‼(固い握手を交わす音:2回目)



「あー……うー…………

「ふにゃぁぁぁ………………



もぅ、頭が回らない………

ひたすらに恥ずかしい……

教室の真ん中でひたすらに惚気合う2人に、

私もアルカ様も恥ずかしさで思考が停止した。

それでも2人は続けるのよ、それはもう、水を得た魚のように………



「それにしても私は前世でどれだけ徳を積んだのでしょうか。

こんなにも素晴しい最高の婚約者に巡り逢えたこの幸運が恐ろしいですよ。」


「僕も前世で何をやったんだろうなぁ~♪

アルカが居てくれるだけでも最高だってのにそのアルカから好かれてるだなんて‼」


「全く、エリィは最高ですね。」

「全く、アルカは最高だぜ‼」



ガシイッッ‼(握手3回目)



「私は、エリィの為ならば何でもしてみせましょう、例え、世界を敵に回しても‼」


「僕も同じさ‼アルカの為ならば世界を壊しても構わない‼」


「「……………。」」


ピシガシグッグッ(理解不能な動き)


2人が謎の行動をしたところで、アルカ様が正気を取り戻してフェンネル様に迫ったわ。



「………はっ!!わたしにフェイを討伐させる気!?」


「おやおやぁ~?アルカに殺されるなら寧ろ本望さっ‼」


「もうやだこの魔王様‼」


「嫌がっても逃がさないよアルカ♡」


「いや逃げないけどね!?

むしろこっちも逃がさないよフェイッ♡」


「それならトコトン追いかけてくれたまえ!」


「そっちこそわたしをしっかり捕まえておいてよねっ!」


「「大好きだぞコノヤロー♡」」



………前言撤回するわ、アルカ様、全く正気じゃなかったわ。

なんと言うか、精霊女王としての力の無駄遣いと言うか、目に【♡】を浮かべてフェンネル様と抱き合ったりなんかして、完全にただのバカップルと化してるわね。



「羨ましいですねぇ………ねぇ、エリィ?」


「…………わ、私には………あの……勢いは……む…り………きゅぅ…………


「……今日も婚約者が可愛くて幸せです。」



私は恥ずかしさで遂に意識を手放したーーーーー



ただし、更新は不安定なので悪しからず。

不定期で申し訳ないです。

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