表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

プロローグ

どうぞよろしくお願いします!!!

この世界は残酷だ。

そう思ったのは物心ついてすぐのことであった。

なぜかって、それはこの世界は魔物が跋扈しているし魔王なんてのも当然のようにいる。


精霊様から選ばれた伝説の勇者様だってもちろんいるし、強力な魔法、固有スキルなんてのもある。

魔法なら強力な火炎をばら撒いたり、スキルなら一定時間身体能力が倍になるなど多種多様だ。


だが俺には魔法は使えない。

今どき魔力0の人間族なんてそうはいないのに、不運なことだ。

一つだけ、俺だけの固有スキルがあったが...


「影踏み」

相手の後ろに回り込む。


これだけだ。

えっ、これだけなのかと色々苦心したが、本当にこれしかない。

たとえ後ろに回り込めても、俺には平均並みの体力しかない、魔法もないで、ロクなものではない。

しかも夜は使用不可能というなんとも残念なスキルだ。


小さい頃はいつか勇者様に連れられて魔王と闘う夢を見ていたが、それももはや昔の話。

今はしがない農家としてヒビ汗を流している。

そんなある日だった。

村に女の子が訪ねてきた。


「旅の途中で盗賊に襲われて、金品だけ置いて逃げてきました。一晩だけでいいので泊めていただけないでしょうか」


女の子一人で旅を?と少し疑問に思ったが、服はボロボロ、だいぶ疲れている様子だったので特に気にせず泊めることにした。

こんな何気ないことが俺の人生を一変させるとは露知らず。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ