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TS少女  作者: アルトリウス
1/5

目が覚めるとそこは森だった。

俺は草が少し生えた場所で、寝転んでいた。


(ここは......どこだ......?)


俺は体を起こすと、この状況について考えた。


(ここはどこなんだ、俺は森の中で寝る趣味なんてないはずだ、だったらこれはどういうことだ?)


一度よく周りを見渡してみた。

周りには木しかなく、遠くを見ても木以外は何も見えない。

キョロキョロしていると、視界の端に金色の何かが映った。何かと思い見てみると、

それは俺の髪の毛だった。


「な、なんだこれ!」


俺の髪の毛はこんなに綺麗で、透き通った金色の髪の毛ではなかったはずだ。しかも俺の口から出た音は、

鈴の音のような澄み切った声で、体は俺の思っていたものとはまったく異なり、腕や足などは、細く白くとても弱々しく、耳が尖っており、身長も小さく、下半身を見るといつもあった立派()な息子も消えていた。


要するに俺は、女になっていた。


「うん、これは夢だな」


この訳のわからない状況に、そう結論づけて現実逃避をした。


「よし!夢ならこれを楽しもう!まずは人のいる場所にでもいくか!」



===============================================


~数時間後


(何もみつからねぇ......)


数時間歩いた結果、何も景色が変わらず森のままであった。

ただ自分について、少しわかったことがあった。俺の姿は、小さい少女で服装は白のワンピースだけを着ていて、靴は履いておらず裸足だった。こんな姿で森を歩くなんて、足などに怪我をするはずが、何の怪我もせず、疲れを感じることもなかった。これはやはり、夢だということに確信が持ててきた。


(しかし、夢だとしてもこんな森だけじゃあつまらんなぁ......何かもっと楽しめるイベントがほしいなぁ......)


ガサガサ......


そう考えていると、目の前の草が揺れていた。


(何か動物でもいるのか?)


するとやはり草の中から、何らかの動物が出ていた。

それは自分の3、4倍はでかく、全身に真っ黒な毛が生えており、手には鋭く光った爪があった。


(これは、たぶん熊だな......)


この空間の時間が、止まった気がした。自分はまったく動けず、熊も動かず止まっていた。もしかするとこれは、一瞬で一秒も経っていないのかもしれない。


しかしついに、熊が動いた。それに合わせるかのように俺も動いた。


「ウガアァァアアァ!!」 「ギャアァァアアアァァアァ!!!!!!!!」


熊は吼えて、俺は叫んだ。


今までにない速さの反射で、後ろに駆け出そうとした。

だが、熊がすでに手を振り上げ、攻撃を仕掛けてきていた。


「やばっ!」


体を守ろうと腕で庇うが、きっと無駄だろう。


「ぐっっ!」


熊の攻撃を受け、俺は吹き飛んで木にぶつかった。


「くそっ、痛ってぇ......ってあれ?」


自分よりも数倍はでかい熊に、攻撃を受けたにも関わらず、俺の体は、傷一つなく痛みも感じなかった。

しかし俺はこの不可解な状況を、一瞬で理解する。


(そうか!これは夢なんだ!熊の迫力にビビッて思わず現実かと思ってしまった、


だったら!)


熊が俺に近づいてくるのを見て、俺は手に力を込める。

自分の手の短さを考慮し熊を誘い、攻撃を仕掛けるタイミングを見極める。


(よくも俺をビビらせやがって......)

そう愚痴り、そして


(今だ!)


「しねええぇぇぇぇえぇ!!!」


渾身の一撃を相手の腹に入れる。

するとものすごい音がして、俺が拳を叩き込んだ場所から、相手の体が消えていた。


「うわぁ......」


自分の力の強さにも驚いたが、この熊の血の鮮明さなどが、思ったよりも気持ち悪かった。

しかし危機は乗り切ったものの、今の状態は最悪である。

熊の返り血を全身に受け、体が真っ赤に染まっている。


「くせぇ......」


人と会うよりもまず、川に行って体を洗おうと決めたのであった。

初投稿で使い方がわかんなかったり、文章がヘタやけど、とりあえずエタらなようがんばりたい。


タイトルは適当すぎるから、たぶん変える。

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