表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

5.覚醒

目が覚めたら森の中だった。何が起きたか分からずに混乱したが、ドタバタと暴れることすら出来なかった。口には轡がされており、手足も縛られている状態だったからだ。

体を捩って縄が解けないか試みたが、全く弛む気配がない。

もし魔物や熊等の動物がやって来たら間違いなく食い殺されてしまう。

そう思うことで、フラグが立ってしまったのか、、、

脇の草むらがガサガサと音を立てている。そして中から、緑色の鬼のような生物が飛び出して来た!

"ヤバイ!ゴブリンに喰われる!"

体を捩って逃げようとするも全く進まず、対してゴブリンはよだれを垂らしながら自分によって来る。

”イヤダイヤダ死ニタクナイ!誰カ助ケテ死ニタクナイ!”

助けを願っても辺りには人影もなく、声も発することは出来ないため、

数秒先にはゴブリンに食い殺されるイメージしか浮かばなかった。

思えば、転生してから今まで誰かに救われたことはなかった。

"最後に救われたのは、、、あの少女に傷を治してもらった時か"

この世界の住人に何一つ救われたことなんてなかった。

それでもなお、死への恐怖と無力なことの悔しさで胸が一杯だった。

ゴブリンは気持ち悪い笑みを浮かべながらも寄って来て、手に持っているナイフを自分に突き立てようとしていた。

神に祈っても救ってくれない。窮地に陥った時に周りの人が助けてくれたことはなかった。

それでも、強く願った、、、

"誰か俺を守ってくれ!"

願いは届かず、ゴブリンが飛び掛かってきたが、

突如体に異変が起きた。

心臓が締め付けられ、生気を抜かれていくように感じた。

その直後、突如自分の前に石が現れた。

そして石の周りから徐々に壁が生成され全長1.5m位の大盾が生まれた。

ゴブリンは飛び掛かった勢いで盾にぶつかった後、首があり得ない方向に曲がってのた打ち回っていた。

その後、再度意識を失う瞬間、不思議な感覚を得た。

まるで失った生気が補充されたような充実感を感じつつ、意識を失った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ