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ハツコイソウ  作者: 榎田頼
第1章
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unit6

それからの私は、妙にソワソワしていて。


今まで以上に夕陽と話さなくなっていた。

いや、話せなかった。


今まで気にしていなかったのに、この気持ちに気づいた途端になんだか恥ずかしさが湧き上がってきた。


なんだか、周りに気付かれてしまいそうで。

みんなに気持ちを見抜かれている気がして不自然に避けていた。


バスの時間が、かぶらないように。廊下でもなるべくすれ違わないように。


本当は、残り少ない時間を悔いのないように過ごしたい。

でも…。そんな葛藤が私の頭の中をぐるぐる回る。


他の女の子と話してるときのモヤモヤ。

逃げてしまう自分へのイライラ。

近づきたいのに近づくことが恥ずかしい、なんとも言えないこの気持ち。


ぐるぐる回って、気持ち悪くなりそう。



「どうせなら、もっと遠い距離なら良かったのに…」


私たちは、恋をするには近すぎたのかもしれない。

いや。それを思うのは私だけか。



ただの言い訳なのかな



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