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消える行きつけの店

お題:誰もいないレストランが舞台で『雨』が出てくる救いのない話

字数制限:6ツイート(140字×6=840字)以内

 夜中に街を歩いていると、男はとあるレストランの前で立ち止まった。

 レストラン、とは言っても既にそこは閉店に追い込まれた店で、残っているのは建物だけだ。男は入口に貼ってある、「売却物件」と書かれた貼り紙を見ながらため息をついた。

「ここももう、閉店したのか……」

 そこは男がよく通っていた店だった。たった二週間前まで、よくこのレストランで仕事をしていたのだ。久々に来てみると、このありさまである。

 実はその前に、久しぶりに行こうと思っていた居酒屋に行ってみたところ、そこも既に別の店に変わっていたのだ。そこも、男のなじみの店だった。

 以前、別の所に暮らしていた時も、しばらく通っていた店が突然閉店するということがたびたびあった。数軒であれば偶然と考えられるが、こう立て続けに自分が行った店がつぶれるというのは、気味が悪い。

「はぁ……別の店でも探すか」

 そう言って、男は店を探す。

 ちょうどその時、頬に水が触れる感触がした。ポツリポツリと、雨が降り始めたのだ。

「そう言えば、どの日も最後に店に入った日は雨だったな」

 男は雨の中、慌てることも走ることもなく、ゆっくりと国道の歩道を歩く。ずぶぬれになった頃、男は一軒の店に入りこんだ。

 一方、この街では「濡れ男」という都市伝説がささやかれていた。びしょ濡れになった男を店に入れると、その店はつぶれるという。実際はただの偶然だったのだが、そのせいで男は雨の日に店に行けなくなったのだ。

 仕方なく、男は晴れた日になじみの店に行くことにした。シャワーを浴びて、そのまま乾かさずに。

 アップし忘れてた(汁

 救いようのない話……うーん、悪役とか出せばよかったんですかねぇ。

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