車輛
高機動車(軽装甲型)
海外派遣等の任務に対応するため、幌だった屋根などを防弾装甲板に変更した装甲化モデル。重機関銃も運用可能な、全周旋回可能なターレット式の銃架を屋根に装備している。
派生に偵察隊や情報小隊向けの長距離偵察車(LPV)がある。
高機動車(軽装甲型B)
高機動車(軽装甲型)の発展型。定員は10名から8名となったが、左右でドアを4枚として乗員の展開を容易にした。
軽装甲機動車(改)
高機動車2型採用後は空中機動による展開などその小型の車体を生かした任務での役割が大きくなりつつある。銃架が更新され、M2重機関銃・自動擲弾銃等が装備可能。
軽偵察警戒車(LRCV)
軽装甲機動車(改)をベースとした偵察車輛。索敵サイトを兼ねるRWSを装備し、12.7mm重機関銃を運用する。
16式機動戦闘車(MCV)
105mm砲を備えた装輪戦闘車。
島嶼部に対する侵略事態やゲリラ・特殊部隊による攻撃などの多様な事態に対処するため、優れた空輸性および路上機動性などの機動展開力、敵装甲戦闘車両などを撃破可能な火力を有する。
C-2輸送機による空輸のために重量を26トン以下に抑えている。
17式近接戦闘車(AFV)
16式機動戦闘車をベースに開発された歩兵戦闘車型。40mmCTA機関砲及び同軸の7.62mm機関銃を装備し、乗員3名の他、7名が搭乗可能。
17式偵察警戒車(RCV)
近接戦闘車をベースとした偵察戦闘車。40mmCTA機関砲及び同軸の7.62mm機関銃を装備する他、光学式TVカメラ・赤外線暗視装置(FLIR)・レーザーレンジファインダーなどを内蔵したマルチセンサー型光学式索敵サイトを砲塔に備える。乗員3名の他、斥候員4名が搭乗可能。
18式装輪装甲車(WAPC)
アメリカ陸軍軽歩兵に装甲、火力、戦術機動力を与える存在となったストライカー装甲車と同様のコンセプトの下に開発された兵員輸送型装輪装甲車。即応機動連隊において16式機動戦闘車と共に運用されることが前提となっており、共通のコンポーネントを使用する事などによって運用コストを抑え、C4ISRに対応している。乗員2名の他、9名が搭乗可能。
派生
・指揮通信車(CCV)
・施設支援車(ESV)
・偵察観測車(RV)
・迫撃砲搭載車(120MSP)
・装甲救護車(MEV)
・化学防護車
90式戦車(改)
戦車部隊の削減に伴い、既存の90式戦車を大幅にアップデートし、車齢延長したもの。新型エンジンの採用、C4ISR対応、新型国産120mm滑腔砲及び新型射撃統制装置の搭載、車長用の索敵サイト、新型レーザー検知器、モジュール型空間装甲の装備等の改修が行われ、10式戦車に近い能力を獲得している。