装備など
武器・装備
・20式小銃
口径5.56mm又は7.62mm
装弾数30発又は20発(7.62mmは20発のみ)
ガス圧利用方式
米特殊作戦軍向けに開発されたHK416小銃やSCAR小銃が開発の参考となっており、上面にフルフラットレイルを装備し、下面及び側面にはM-LOK規格でレイルを追加可能となっており、アクセサリーの装着に対応する。
銃身長は330mm(13inch)、420mm(16.5inch)、280mm(11inch)などがあり、420mm仕様が配備される一般の普通科連隊を除き、330mm仕様が基本的に配備される。
・7.62mm機関銃Mk3
口径7.62mm。Mk3ミニミ機関銃をライセンス生産している。分隊支援火器である5.56mm機関銃ミニミの代替ではなく、車両等の車載機関銃や航空機の機載機関銃として主に運用される。
・7.62mm機関銃M240
口径7.62mm。AAV7水陸両用車の車載機関銃として配備される他、74式車載機関銃の代替として配備される。
・9mm拳銃SFP9
口径9mm。装弾数17発+1発
H&K SFP9M自動拳銃をライセンス生産したもの。
P220の装弾数や操作性、拡張性が低いこと、また市街地戦闘等の閉所戦闘、車輛や航空機乗員の自衛用等として拳銃の必要性が高まったことから新たに調達が見直され、採用に至った。
SFP9のモデルのなかでも、海水による腐食を防止する防錆コートが施された耐水性強化モデルのM(Maritime)仕様を採用している。
・89式小銃
5.56mm口径。20式小銃の採用によって主力小銃の座からは退いたが、後方部隊等では現役であり、海自及び空自でも運用され続けている。
・対人狙撃銃
口径7.62mm。M24、M24A2
・対人狙撃銃(B)
口径7.62mm。M40A6。
・12.7mm対物狙撃銃
口径12.7mm。 M82A3対物ライフル。装弾数10発
・06式小銃擲弾
22mmライフルグレネード。
64式小銃から20式小銃まで使用可能。擲弾手を固定化せず、アドオンの擲弾発射筒を装備する必要がない。
・12.7mm重機関銃M3
FMSで調達された他、ライセンス生産され、機載機関銃として運用される。
陸自普通科隊員個人装備
・戦闘用鉄帽
高分子量ポリマー素材で出来た軽量かつ防護性能の高い戦闘用ヘルメット。MICH2000同様つばの部分を廃している他、顎紐も四点式を採用。88式鉄帽と代わって戦闘職種を中心に更新される。
・88式鉄帽改
戦闘用ヘルメット。陸海空自衛隊の他、警察や海上保安庁でも使用されている。
陸自では新型の戦闘用鉄帽に更新されていない一部の後方支援部隊や予備自衛官で使われている。
・戦闘服4型
難燃加工やIR迷彩(赤外線暗視装置に反応しにくい加工)、制電加工が施されている。日本の平均的な植生の画像データを基にドット(斑点)状のパターンを形成して作られた迷彩2型
・防暑戦闘服4型
沖縄などの熱帯気候の部隊向けに配備される他、海外派遣でも使用される戦闘服。陸自森林迷彩の他に砂漠迷彩などがある。主に水陸機動団や海外派遣部隊が使用する。
・戦闘下衣2型
いわゆるコンバットシャツ。防弾チョッキ使用時に使用する。
・防弾チョッキ3型改
防弾チョッキ2型の後継。MTVボディアーマーに近い。カマーバンドを採用、重量配分や新素材採用による軽量化と防護性能の向上など隊員の負担を軽減している。
・戦闘装着帯
いわゆるリーコンベスト。戦闘装着セット(水陸一般用)のものをベースとし、偵察隊や情報小隊、狙撃手向けに配備される。またこのハーネス部は戦闘弾帯(水陸一般用)にも戦闘吊りバンドの代替として使用可能で、従来のY字型からH字型となって負担を分散した他、バックルによる接続となったため、緊急離脱が可能となった。
・戦闘弾帯(水陸一般用)
デューティーベルトとしてMOLLEシステム等を備える新型弾帯。
・水のう覆5型
ハイドレーションシステム。
・戦闘靴
コンバットブーツ
偵察分遣隊個人装備
・Crye precision AIRFRAME戦闘用ヘルメット
シェルが二枚構造となった防弾ヘルメット。VBSSや水泳斥候等を行うため、水が抜けやすく、空挺降下にも適したAIRFRAMEが採用された。
・AN/PVS-31C暗視眼鏡
特殊作戦群等が使用する米国製暗視装置。C型は接眼部の視度調整が可能。AN/PAS-29サーマルイメージャーも少ないが、併用されている。
・Crye precision AVSプレートキャリア
通常のプレートキャリアと異なり、骨格となるハーネスを備え、プレートキャリアが重量化しても負担を軽減する高品質の高級プレートキャリア。
・Crye precision JPCプレートキャリア
非常に軽量で携行、装備の負担も少ない。
・Crye LV-MBAVプレートキャリア
ロープロファイル任務で使用。
・SIG SAUER P226R 特殊拳銃
9mm自動拳銃。特殊作戦群が調達していた調達ルートを流用して調達された。特殊作戦群に合わせ、SIG P320に更新される予定。
・89式小銃(M)
偵察分遣隊の任務のために特別に改修されたモデル。
SUREFIRE社製のサプレッサーを使用するために消炎制退器をフラッシュハイダーに換装、樹脂製弾倉に対応するよう微調整が行われ、防錆コーティングが施されており、AASAM使用のスライド止めや切換えレバーとなっている。
・20式小銃
89式小銃の後継。11.5インチ銃身に換装し、SUREFIRE SF4Pフラッシュハイダーを装備、SUREFIRE社製のサプレッサーを使用する。海外製弾薬への適応化も行われている。
・コルトM4A1カービン
RASハンドガードを装備したMWS準拠の14.5in(368mm)銃身のM4と、EOTech EXPS3-0至近距離用照準補助具またはAIMPOINT T-2至近距離用照準補助具、LA-5E UHP ATPIALレーザーデバイスなどのアクセサリーと共に偵察分遣隊総員分調達される。
・H&K HK416
10.5in(266mm)のカービン仕様と14.5in仕様。
・H&K G28
選抜射手用小銃として調達される7.62mm小銃。
・LA-5E UHP ATPIAL
7.62mmの選抜射手用小銃用の高出力レーザーデバイスをM4やHK416等にも全面的に配備する。
余談として5EはLA-5C UHPの耐衝撃仕様で、SCAR小銃での使用時にLA-5/5Aの故障が頻発したため、LA-5D/5Eが開発された。
・SUREFIRE M952Vスカウトライト
新型でM-Lokに対応。350lm、IRライトも使用可能なウェポンライト