表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/23

SANTA GIRL

短いです。

 夕方、金を下ろしにコンビニに行く途中、道路の向こう側のケーキ屋の前に、あいつが立っていた。

 いや、ミニスカサンタの格好をした女がいるのは、だいぶ前から目に入っていた。書き入れ時だからなー、と思って通り過ぎようとしたら、呼び込みの声が耳に入った。

「ケーキいかがですかー?」

 周囲に呼びかける声は、よく知っているあいつの声。

 思わず振り返った。

 ……みにすかあと、だ。

 生きててよかった。

 ………いやいや、そうじゃなくて。

 一体どういう風の吹きまわしだ?

 今日明日はバイトが交代でケーキの店頭売りをするっていうのは知ってる。

 でも、確か去年はトナカイのきぐるみじゃなかったか? その前は普通のサンタ服だって言ってたから、きぐるみで何かが吹っ切れたのか?

 それにしても、筋肉ついてて脚がごついからスカートは穿かないって言ってたのに……

 就活もパンツスーツだった、って言ってたのに……

 ……綺麗な脚じゃないか。

 こんなことなら最初から見張っていれば……

 いやいや、それじゃまるでストーカーだ。今だってかなりぎりぎりじゃないのか? 俺。これで何往復目だ?

 あ、中に引っ込んじまう。交替時間か? あのカッコ、寒そうだもんな。この冬一番の寒さだって言ってたし。

 ……交替の子もミニスカだけど。もしかして、今年は全員あれなのか? だとしたら、店長、ずいぶん思い切ったな。

 ……ああそうだ、コンビニに用があるんだった。

 バースデーケーキの礼は……後でいいか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ