楽しいことはいずれ終わる
いろいろ、あって、更新が遅れてしまいました。
楽しい時間は速く過ぎていく、明日香との時間も同じであっという間だった。
明日香といろいろ話している内に時計は9時を超えていた。さすがにこれ以上、夜遅くなってしまっては行けないので、そろそろお開きにすることにした。
「家まで送って行くよ」
こう見えて、根は紳士なんですよ、たぶん。
「いや、いい。僕の家は結構近い。それにそんな、格好している、智の方こそ、危ないんじゃないか」
明日香の顔は少し、ニヤリと笑った。明日香は意地悪だ。しかし、それに負けるわけにはいかない
「ふ、ふん、こっちは力があるから大丈夫」
「なら、こっちは頭がある」
「ぐぬぬ、私はこう見えて剣術を・・・」
「僕は武術をほとんど、取得しているから、安心していいよ」
「うわ~ん」
私に勝ち目ないじゃん!涙目になりつつ、送らせてとお願いする
「じゃあ、途中までなら」
「やった!」
私はなんだか、嬉しかった。
なんとか、だらだらしながらも、途中まで送ることができた。
右手には護身がわりに持ってきた、木刀を明日香に渡して、家に帰ったら、眠気に襲われたので、着替えてすぐ、寝てしまった。
―――――夢を見た、夢と分かっていても決して、逃れられない恐怖を―――――
地面は割れ、街は水で溢れ、炎が大きな竜巻となりすべてを焼き尽くす。
私はそれを近くから見た。いや、脳に焼き付けた。
人々の叫びが耳に残る痛々しい声、助けを求める声、すべてが私を包み込む。逃げろという自分の心の叫びが足を動かす意思を持たせてくれる、しかし、それはすぐになくなる。なぜなら、恐怖がその気をなくしてしまうからだ。
なぜ、こんなにも多くの人が苦しまなくてはいけない。なぜ、私だけ無事なのか。その疑問が私の思考にすべてにストップをかける。
やがて、私も炎の煙により、体の自由がなくなっていく。
視界は歪み、目の前のすべてが歪に見え、このまま私も消えてしまうのかと思った。
しかし、意識が無くなる前に、耳に途切れ途切れでなにかが聞こえた。
「・・は死なないわ。だ・て、・が守・もの。だか・・忘れ・・で、一人じゃない・・・・を」
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更新遅れてすみません。前、週一といいましたが、せめて、週二の間で上げたいと思います。次は構造がだいたい、イメージできているので、出来る限り、速く上げたいと思います。