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男の娘なんです

いろいろと足らぬことがありますが、読んでいただけるとありがたいです

「なんでだろうね」

ふと、私はつぶやく。日高ひだか 智唯ちいなんて、変な名前・・・だ。


そもそも、私っていう自称がおもかしいのかもしれない。もう、そんなことを考えてるとどうでもよくなってくる。


朝からの授業で、先生がくだらないことを一人で喋っている途中、ある単語が耳に入り、ある事を考える。


―いつもと変わらない普通の日常―


この単語は私の中では特異なことになる。


原因は私自身にあるけど。


まぁ、なにかへまでもしない限り、一応今は問題はないから、きっと、大丈夫。


なんやかんだで、授業は終わりのチャイムを告げ、それと同時に教室は騒ぎ出す。


私の周りにも人が集まる。


しかし、そこには私の居場所はない。


「日高さん、この後はなにかご予定などありますか。ないのでしたら、私と一緒に・・・」

「ちょっと、待ちなさい!日高様は私と一緒に学校を回るんだから!」

「ちょっと、抜け駆けはしないでよね」

などと急に喧嘩になる。


「ごめんなさい、この後はちょっと、用事があるので。」


私は座りながら小さく頭をさげ、謝る。


集まった少女たちもならしかたありませんねという言葉を残し、去っていく。


仕方なく、鞄を持ち、教室を後にする。


別に用があるわけではないのだが、ここにいるのよりは外でぶらぶらするほうが楽だ。


適当にさよならと振舞っておく。


そして、家の帰り道


いつもどおりに帰ろうとしていると、下駄箱には無数の手紙が・・・


別にうれしくないわけではない。


しかし、それを受ける資格が私にはないのだ。


だって、私は・・・


そこへ、突如に響き渡る悲鳴



声の方へ向かうと、一般女子生徒が変な男に絡まれていた。


なんで、こんな男は減らないのだろう。


ほっとおいても、警備員がどうにかしてくれるだろう、しかし、それまでは可哀想だ。


「ちょっと、そこのあんた」


男は振り向くと変な目でこちらを見る。


「へへへ、お前もやられにきたのか」


柱の影に見えなかったもう一人の男がでてきた。


「ここの学校はレベルがたけえな、さすが、進学校だ」


それに加え男は腕にあるマークを前に出す。


「このマークしているか。ここでは結構有名なんだぜ」


そのマークはここの情報の浅い進学校でもわかる、有名な暴力団チームのマークだった。


「すみません、そこの人、私の連れなんです。失礼します」


少女の腕をもって逃げようとする


「おい、待てよ」


今度は私は腕をつかまれたが、つかまれた腕の肘で溝打ちを入れてやった。


「それ、負けフラグだよ」


「てめえええ!」


一テンポ遅れて、もう一人の男は殴りかかってくる。それを華麗によけて、足を狙う。


「足がお留守だよ」


男はその場で倒れこみ、上から肘を入れる。


「これで終わりかな」


こう見えて、護身術ぐらい見つけてるんだよ。


一般女子生徒の視線が痛い。


あー、輝いてるよ、あれ。


「あのー、あのー、あなた様は名前は。」


どうしよう、早く逃げないと。


「日高」

「下は」

「智唯」

「学年は」

「2学年」

「組は」

「2組」


やばい、このままだと。


「では、1つ年上ですね、日高さん」


「そうだね、私は用事があるから、これで」


少女はなぜかさらに目をキラキラさせて、逃げる私の後ろ姿に大きな声で叫ぶ。


「私は幸村こうむら 良子りょうこですよ!いつか、あなた様を捕まえます!」


それ無理だから、だって、私は・・・


男のおとこのこなんだから!

なんと、いいますが、一言後悔はありません。


やっちゃった感がありますが、続けたいですw

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