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波乱の幕開け

次の日になり、私は目覚めた。いや、


「眠れない・・・」


うん、この状況マズイから!というより、死ぬ!なぜ、真梨奈さんが・・・



///////////////////////////////////////////////////////////


一緒にいたいと思ったのはいいが、なぜ、こんなことを言ってしまったのだろう。


「一緒に寝ない?そうすれば、落ち着くと思うし」

「そうさせていただきます」


風呂上りに会話した。


まだ、涙腺が残っているのがかわいそうと思えてしまったので、思わず、言ってしまった。


しかし、流れに乗ってしまっても、私は男。


・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・まずいよね・・・・


でも、向こうも了承しちゃったし、どうしよう。


そして、現在に至る。


真梨奈さんの風呂上がりのいい匂い、まだ、湿っている髪、ほんのりと赤い唇・・・


まずい、私ダメかも。


頭がボーとする。いや、ダメだ、しっかり、気を持って、智唯!


自分に言い聞かせながら目を瞑る。


しかし、感触が・・・!感触がああああああああ!!!


抑えなさい、私!


なんで、こんなところは男なんだ、私。


ここまで、女だったら、どんなによかったか・・・


なぜか、そんなことを考えているうちに疲れていたのか、自然と体は眠りについていた。




///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////




「ふあぁ~」


大きな欠伸。眠い、非常に眠い。


なぜかって、そんなの寝不足だからに決まっている。それはまだいい、問題は・・・


「智唯さん、寝不足ですか?もしかして、私のせいですか」


おろおろと涙になる、真梨奈は可愛い♪じゃなくて、ここは違った言い訳をしないと・・・


「違うんだ、これはちょっと、考え事をしていて」

「?」


昨日のあれがフラッシュバックして、真梨奈の顔を直視できない。真梨奈は急に黙り込んだ私を不思議そうに見ているけど、実はかなり、赤面してるんだよ。


どうにか息を整え、言葉を出す。

「テストも近いことだからね」

「テストですか」

「そう」


シュン、なんで!?なんで、真梨奈がそんなに落ち込んでいるの!


「学力優秀の智唯さんが、そんなに考えこむなんて、ここのテストはそんなに難しいのですか・・・」

「いやいや、そうじゃなk・・・いや、そうだけど、頑張ればどうにかなるから」

「私は智唯さんの何倍頑張ればいいのでしょうか」

「なんとかなるから、強く持って!!ああ、倒れないで・・」



真梨奈って、勘が鋭くて、私の事がすぐに見抜かれたし、最初は警戒してたけど、案外、そうでもなかったね。これで平和だ~っと、思っていたのもつかの間。


「きゃぁぁぁぁ!!あれが、転校生の真梨奈様よ!!」


校門の入り口に埋め尽くすほどの女子生徒、こんなにこの学校、人いたっけ?と思うほど・・・


女子高から、男女共学になったのだが、場所が山の上なのがいけないのか、頭がいいからなのか、現在、男子は、わかったいるだけは、私だけとなる。つまり、簡単に言えば、ほぼ、女子高なのである。


「そして、横にいるのは、智唯様よ!きゃぁぁぁぁ!!」

「今日も美しい、黒君くろぎみだけではなく、白黒の君方きみがたを見れるなんて、ハァ・・」

「なんと、眩しすぎて、倒れてしまうなんて、さすがは黒君。これはスクープですわ」


なんか、いつもより、ヒートアップしてない?ついでに、黒君とは、私のことである。なぜかと言われると、私は答えようがない。しかし、良子が教えてくれた話だと、黒い髪が美し人だかららしい。そうなると、真梨奈にも付きそうな・・・


「ちょっと、通して欲しいんだけど、いいかな?」

「はい!喜んで!」


いい子で、聞き分けはいいんだけどね。私は真梨奈の手を引っ張って、校門を抜けた。


「すごい人たちでしたね」

「確かにすごいね、いい子たちだし、でもなんで、私のファンなんかになったんだろうと思うよ」

「それはおと・・・」

「ストップ」


真梨奈の口を抑え、周りに誰も居ないか確認し、耳元で囁く。


「それは、家以外は禁止」

「そうなんですか、てっきり、オープンかと」

「そんなことないから」

「なら、いっその事、バラしちゃえば」

「それはダメ!」

「そうですか」


話しながら、下駄箱を開けると・・・出てきたのは、無数の手紙。


「すごい量ですね、これ、全部、手紙ですか」

「そうだね、今日も憂鬱だ」

「こういうのって、貰うと嬉しいじゃないのですか?」

「気持ちは嬉しいんだけどね、色々事情があるからね」


無数の手紙を綺麗に整えて、鞄に入れる。


「じゃあ、ビックリも終わったことだし、初のクラスに・・・」

「せーん、ぱ~い!」


この気配はまさか!


「今日は待ち伏せていてよかった、先輩に会えたのだから」


いきなり、やつは左から、飛びついていた。


「にょわぁぁあ」

「先輩、会いたかったです、はい、どれ位かというと、それは、胸が飛び出るほど。」

「良子さん、それ程にしないと、智唯さんが」

「いやいや、死なないから!それより、良子どうしたの?なにか用事があるんじゃないの」

「実は会長が真梨奈様と先輩を呼んでいまして」

「制服とかですか」

「そんな感じです」

「それじゃあ、いそがないと間に合わないじゃん!?ありがどうね、良子。」


私はまた、真梨奈の手を引いて走りだした。

まさかの続きです。


すみません、忙しかったもので。

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