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冥王星の少女 -the phantom girl of absolute zero-  作者: 草原猫
幕間 ちょっとご休憩ください
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設定資料集 1

このページは小説の設定資料集になります。

第二章終了までに出てきた登場人物や地名などについてまとめてありますので、内容を忘れた場合などにご利用くださいませ。

<登場人物>


廣井公平 ひろい こうへい

属性/主人公

性別/男性

身長/178cm

誕生日/一月十七日

趣味/読書・筋トレ・ジョギング

好きな異性のタイプ/幸。ただし性的な意味では豊満な女性のほうがこのみである。

好きな音楽/流行歌。流行っていればなんでも聞く。とくにファンというようなアーティストは存在しない。

呼ばれかた/公平・こーちゃん・コウ・公平さん・廣井くん・廣井さん・廣井

家族/隆一(父) 清美(母) 一平(祖父・故人。公平と幸が小学一年生のときの二月ごろに亡くなった)

詳細:

 ひょろりとした体格で、痩せている。

 日常的に筋トレやジョギングをたしなんでいるので、見た目よりは筋肉質。とはいえ、本人はマッチョに憧れているため、腕の太さや胸板の厚みが足りないと嘆いている。

 運動神経が絶望的に鈍く、球技大会などではチームメイトの足を引っ張ること多数。そのため、運動部には所属していない。文化系の部活にもこれというものがなかったので、現在は帰宅部である。

 わりと怒りっぽく、かっとなりやすい性格をしている。ただ、運動神経のなさから喧嘩も弱いため、そういう事態にならないようつねに冷静であることを心がけている。その副産物で、いつも穏やかでおとなしい男だと周囲から思われている。

 ムッツリスケベなところがある。

 成績は、だいたい学年で十~三十番台をうろうろしている。これまでの最高は十一位。クラスメイトから、ときどき勉強についての質問をうけたりすることがある。

 学校には制服できている。

 初恋の相手である宇佐美幸に強い執着をもっており、それ以外の女子からの好意には鈍感である。安倍耀子とは恋愛関係なのではと噂になったことがあるが、当人はいまのところ意識していない。

 幸とキスしたことがある。




宇佐美幸 うさみ ゆき

属性/初恋のひと、幼なじみ

性別/女性

身長/140cm

誕生日/十二月二十日(公平より一歳年上)

趣味/掃除・洗濯・整理整頓

好きな異性のタイプ/年上、頼りがいのあるひと

好きな音楽/音楽そのものにはあまり興味がない。友だちと話をあわせるために流行歌のサビだけ覚えるていど。とくに叙情的な恋愛バラードの類は苦手で、はっきりと避けている。なお、第二章のラストでストリートミュージシャンを見にいったのは、音楽ではなくそういうことをしている人間じたいに興味をもったから。

呼ばれかた/幸・幸ちゃん・幸さん・うさっち・宇佐美さん

家族/大悟(父) 静江(母) ツキノ(祖母・作中に名称は出てきません)

詳細:

 小柄で痩せている。

 髪型はボーイッシュなショートヘア。

 見た目がロリっぽく、小学生とまちがわれることがおおい。

 先天的に色素のない体質で、髪と肌色が白い。また、瞳は赤い。そのため紫外線によわく、つねに日焼け止めクリームを体に塗り、日よけの厚着をし、サングラスをかけ、帽子をかぶり、日傘をさしている。

 体がきわめて虚弱であるため、幼少時よりいくどとなく入退院を繰り返している。とくにちいさなころは体調が不安定なあまり、小学一年生を留年せざるをえなかったほど。また、調理中に意識をうしなったことがあり、火と油をつかう料理をするのを親から禁止されている。

 田舎の祖母といっしょに家電紹介サイトを運営しており、広告収入が月に十万円ていどある。もっとも、その実態はほとんど祖母のサイトといってよく、幸は手伝っていると表現するのが正確。ちなみに報酬が支払われている口座は祖母の名義だが、なかのお金は幸の将来のためにつかわれることになっている。

 話をすると、相手が安心するという特殊能力をもっている。そのため、友人たちからは好かれており、悩みの相談を受けることもおおい。

 体力的に問題があるため、部活には入っていない。

 学校には私服できている。

 公平とキスをしたことがある。




安倍耀子 あべ ようこ

属性/気のあう友人

性別/女性

身長/152cm

誕生日/六月十二日

趣味/読書・小説執筆

好きな異性のタイプ/自分のことをわかってくれるひと

好きな音楽/小説の執筆中に音楽を流すことがおおいため、静かなクラシックや、唱歌・童謡などのインスト曲をこのむ。

呼ばれかた/委員長・耀子ちゃん・安倍さん

詳細:

 巨乳。風呂にはいるとその部分がぷかぷか浮くほど。ただし、胸以外はかなり痩せているため、あばらも浮いている。

 目がおおきいせいでかわいらしく見えるので、男子にはかなり人気がある。髪の毛や眉毛などの体毛は全体的に薄い。

 肩甲骨のしたまで届く長髪を一本ないし二本の三つ編みにしている。また、前髪をオールバックのような感じでなでつけており、額がおおきく露出している。

 眼鏡をかけている。

 読書が好きで、それが高じて自分でも書くようになった。すこしふしぎなSFがこのみのようである。

 一年生のときに、文芸部を見学したことがある。しかし、創作の傾向があわなかった(ホモが好きなひとがおおかったらしい)ので、入部はしなかった。現在は帰宅部である。

 面倒見のいい性格をしており、人望があつい。そのため、役職名の委員長がニックネームになっている。

 意外とエロい。

 学校には制服できている。




堤こころ つつみ こころ

属性/転校生

性別/女性

身長/170cm

誕生日/十二月十一日

趣味/料理・お菓子作り

好きな異性のタイプ/守ってくれるひと

好きな音楽/女の子のアイドル(ソロもグループも)が好き。それと、まえの学校の友人の影響で、インディーズレーベルの音楽を聞いたりすることがある。

呼ばれかた/堤さん・ココ・ココちゃん

詳細:

 高身長で女らしい体つきをしている。

 腰から尻までとどくほどのロングヘア。

 だれが見ても「ああ、きれいだね」「ああ、かわいいね」という感想をいだくぐらいには美人。ただし、いくら服装が自由とはいえ始業式にゴスロリを着てきたり、いきなりクラスメイトに自作クッキーを配ったりと、イタタな行動が目立つせいで、周囲からはいろいろとかわいそうな子という感じで認識されている。

 それでも美人なので、男子には興味をもたれていたが、第二章で極度の男性恐怖症であることが露見してしまい、男からは話しかけづらくなってしまった。

 女子からは、とりあえず嫌われてはいない。背がたかいわりに異常なほど気が弱いため、むしろ放っておけないというふうに思われているらしい。男性恐怖症なので、好きな男子を取られる可能性がすくないのもさいわいしたようだ。

 部活には所属していない。料理部かお菓子部などがあればやってもよかったのだが、三ノ杜学園にはそういう部活はないし、自分でつくるガッツもなかった。

 美人なうえにアイドルも好きなのだが、芸能界じたいにはまったく興味がない。そういうのはなるものではなくテレビで見るものだと思っている。もしもスカウトとかに話しかけられたら、たぶん走って逃げ出す。

 しゃべりかたが舌ったらずで、物腰が子供っぽい。身長が170cmもあるのに。

 かわいい服が好き。

 学校には私服できている。




錦織徹子 にしきおり てつこ

属性/親友の義妹、幼なじみ

性別/女性

身長/154cm

誕生日/三月三日

趣味/とくになし。ただし遊ばないのではなく、まわりにあわせてなんでもやってみるタイプ。わりと好奇心は旺盛なほう。

好きな異性のタイプ/口げんかにつきあってくれるひと

好きな音楽/洋楽。ただし自分で思っているほどコアなファンではない。また、さしたる理由もないのにアニメソングを嫌っている。

呼ばれかた/徹子ちゃん・てっちゃん・徹子

家族/義仲(実父・作中には名称は出てきません) 巴(義母・作中には名称は出てきません) 剛(義兄)

詳細:

 ずんどう。ただし、本人は着物をこのむため、あまり気にしていない。

 おかっぱ頭。体型もあわせて、座敷わらしっぽい。

 眉毛が太い。小学生のときは、口のわるい男子に焼き海苔よばわりされていた。もっとも、自分ではそれをむしろ個性と考えており、眉の形を整えるときもむりに細くしようとはしていない。

 気が強く、そのせいで周囲とトラブルを引き起こすことがおおい。とはいえ、よくも悪くも本人はまじめで一本気な性格をしているだけなので、嫌われているというよりは『あいつならしかたない』という扱いをされることがおおい。

 秩序に厳しく、年上の人間にはかならず敬語をつかう。そのわりに義兄はくん付けなのだが。

 錦織呉服店の娘で、和服・着物を愛している。家ではそれを普段着としているほど。

 学校には制服できている。

 義兄を毎朝おこしている。

 義兄にキスしたことがある。




錦織剛 にしきおり たけし

属性/親友、幼なじみ

性別/男性

身長/174cm

誕生日/九月十三日

趣味/ガールハント。中学生のころから色気づいており、ナンパをくりかえしていた。明確に交際したとされている人数は第一章時点で三人。ただし、いずれも短期間で別れたため、深い関係にまでいたったのかは不明。そのほかに、もうひとり、一年生のときにクラスメイトのだれかとつきあっていたらしいが、なぜか本人は詳細を語りたがらない。現在は社会人の彼女と交際している模様。

好きな異性のタイプ/とくになし。どんな相手でもいいところを見つけることができると考えている。

好きな音楽/演歌、歌謡曲、グループサウンズ。最近の曲はよくしらない。

呼ばれかた/ゴー タケちゃん タケくん 錦織くん 錦織さん

家族/義仲(義父・作中には名称は出てきません) 巴(実母・作中には名称は出てきません) 徹子(義妹)

詳細:

 筋肉質なスポーツマンで、身体能力が高い。また、運動が得意だからといって学業がおろそかになっているわけでもない。

 運動部に所属しているため、基本的にいつも日焼けしている。いっぽうで歯が白く、コントラストがまぶしい。

 ラグビー部二年生の筆頭。チーム自体はあんまり強くない。

 声も身振りもおおきいため、第二章で堤こころをおどろかせ、泣かせてしまった。もっとも、これは気の弱いこころが過剰反応したと捉えるのがただしい。

 徹子のことを家族として大切に思っているが、妹としての度を超えた好意についてはうとましく感じている。

 本当はタケシという名前なのだが、主人公はゴーとよんでいる。

 学校には私服できている。

 義妹に毎朝おこされている。

 義妹にキスされたことがある。




黒田卓朗 くろだ たくろう

属性/友人A

性別/男性

身長/171cm

趣味/作詞・作曲・楽器演奏

好きな音楽/ビートルズとそのフォロワーをこよなく愛している。

呼ばれかた/黒田

詳細:

 茶髪のロンゲ男。わりとイケメンだが、物腰から軽い印象をあたえる。友人をジョークで笑わせるのが好き。

 公平の男友だちのひとりで、昼食は、たいてい公平・ゴー・黒田そのほか数名の男子でとっている。

 軽音楽部所属。バンドのリーダーで、ベースを担当している。公平にお古のギターを安く譲り、弾きかたをおしえたことがある。ちなみに公平は複数弦を指一本で押さえるコードがうまくできず、結局そこでギターを断念した。

 学校には私服できている。




あすか

属性/幽霊

性別/女性

身長/148cm

詳細:

 頭の左右で止めた髪を、肩までたらしている(ツインテールの一種)。体格は中学生としてはごく普通な感じで、顔つきは幼いもののかなりかわいい。

 中三の夏にマンションから転落して亡くなった。本人いわく、現場が上層階であったため、落下の衝撃で体がぐしゃぐしゃに砕け、血液があたり一面に飛び散るような状態になったという。

 生前に、いろいろな悩みをかかえていたらしく、そのために死後の世界で自殺とみなされてしまったという。公平のもとにきたのは、懲罰のための奉仕作業をするためだそうだ。

 公平の脳になんらかのエネルギーを飛ばし、それによって自分の姿を幻覚というかたちで体感させているらしい。

 公平によると、体がひどく冷たいらしい。これは、幼少時の公平に祖父の亡骸に触れる機会があり、そのときの記憶から死者の体は冷たいと脳が認識してしまったため。仮に亡くなったばかりでまだ温度がさがりきっていない遺体に触れる機会があったなら、そのような感想はいだかなかったと思われる。

 週にいちど、月曜の夕方から夜にかけての、いわゆる黄昏どきに、どこからともなくあらわれる。

 なぜか幸としゃべりかたが似ている。

 なぜか初対面から公平にしたしげな態度をとっている。また、ぐうぜん幸と出会ったときは、いきなり抱きついて泣き叫ぶという異常な行動をとった。

 亡くなったときの格好であらわれているらしく、夏用の制服を着ており、足には靴も靴下もつけていない。

 重要なキャラクターだが、そのわりに出番はすくない。登場しない章も複数ある。




<地名・用語など>

三ノ杜市:

 公平たちがくらす街。本州日本海側に存在する某県の都市のひとつ。地域を代表する会社が存在しており、景気は日本のなかでは悪くないほう。

 市名の由来は、かつて土地を囲むように存在していた森林地帯から。海は近いが、潮風を感じるほどではない。


三ノ杜学園:

 市名を冠しているが、市立ではなく私立。小・中・高一貫教育の学校で、作中時間より六年まえに成立した。それ以前は校舎のボロい学校しかなかったので、学園の成立はおおむね好意的に受けとめられている。

 生徒数はだいたい一学年につき一クラス四十名×十クラス以上。設備も充実しており、近隣地域では名の通った学園である。

 生徒の自主性を尊重する校風のため、伝統的(というほどの伝統はないが)に生徒会の権力が強い。そのおかげで服装が私服・制服のどちらでも可であったり、髪色や装飾品などを規制する校則がまったくなかったりと、ユニークな点が散見される。堤こころが転校初日にゴスロリを着てきても問題にならなかったのは、この校風の賜物である。

 勉強についてはかなり厳しく、長期休暇中の宿題などは成績上位者でも苦労するほどである。そのため、休み中に友人たちであつまって、一気に宿題をおわらせるというような行動が、なかば文化として定着しつつある。


ベンチ:

 校庭の一角にあるベンチ。園芸部が管理する花壇のそばにあるため、昼食をとる場所として人気がある。第一章で幸が公平にキスした場所。


三ノ杜商店街:

 三ノ杜学園の近くに存在する商店街。学校から歩いて二十分ていどの距離なので、生徒たちもよく利用している。夕食どきともなれば、ひとでごった返すというような状況にもなる。


ジョルノ:

 公平たち行き着けの飲食店。大学生や若いOLなどがメインの客層であるが、高校生や家族づれもよく利用している。商店街の入り口から、だいたい十分ぐらいの位置にある。


ファミレス:

 公平が幸に告白した日にいっしょに食べにいった店。ごくありふれたファミレスであり、小遣いの残高や店休、単純な気分などの問題で、ジョルノに行かないときはこちらで食事をとる。


三ノ杜公園:

 三ノ杜商店街の裏手に存在する公園。公平が幸に告白した場所であり、そのごあすかと時間をすごす際の待ち合わせ場所になった。

 商店街のそばにあるだけあって、普段からひとはおおいはずなのだが、公平とあすかが会うときにかぎっては、なぜかだれもいない。

 裏口が商店街の奥がわとつながっている。表口からだと、商店街の入り口にいけるが、遠回りになる。

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